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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2007年
鎌倉 真一
SHINICHI KAMAKURA
出身校:信州大学
コース:ベルビューカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2006年9月〜2007年8月
インターン先:Dr. Alex Jen's research group at University of Washington
1985年生まれ、長野県出身。信州大学在学中にIBPプログラムに参加し、ベルビューカレッジへ留学。帰国後の2008年9月、東京大学大学院新領域創成科学研究科に合格。2009年4月より同大学院へ進学予定。

IBPでビジネスと専門分野の化学を学び、帰国後は東大の大学院へ進学

大学院の研究室でインターン体験。専門用語を使った英語力が身に付きました

SEFECO FIELDの外観です。ホストファーザーに連れて行ってもらいました。

ホスト家の外観です。

インターン先の外観です。

大学の何年時に休学して留学されましたか。

3年後期過程から休学し、留学しました。3年次の後期過程を修了してから、留学することも考えましたが、4年次から卒業研究を行うことや大学院試に向けての勉強のことを考えると、4年次に入る直前の1年間のブランクは、リスクが高いと感じました。よって、3年前期過程を終えた時点で、留学することを決めました。

留学のきっかけは?

日本とアメリカの「教育」や「文化」の違いを肌で感じてみたかったからです。自分自身、日本の教育に疑問を感じていました。教授が一方的にしゃべるだけの無機質な授業で、日本の大学教育には「おもしろさ」が欠けているという考えから、他国の教育はどのようなものだろうかという興味が沸きました。 また、それまで海外へ行ったことがなかったので、どうやって異なる文化が作られているのかを純粋に知りたかったというのもひとつの理由です。メディアを通して文化の違いを知るのではなく、自分の体で直に感じたかったのです。

IBP(BCC)を選んだ理由を教えてください。

2つ理由があります。ビジネスについて少し学んでみたかったから。そして、自分の専門である化学の授業を受けてみたかったからです。私の専門は化学ですが、最終的には、開発された技術・商品を世に出すというビジネスの部分が関わってきます。世の中が何を欲しているのかという感覚を、ビジネスを学ぶことによって養いたかった。 また、アメリカの化学の授業と日本のそれを比較したかった。日本の化学の授業には無いものが、アメリカのそれにはあるのではないかと考えていました。アメリカの化学の授業を受け、「アメリカのここがいい」「日本のここがいい」というものをピックアップして、自分の中でアメリカの授業と日本の授業の融合が行われれば、将来的にそれをアウトプットできると考えていました。

留学先で面白かった(役立った)授業とその内容を教えてください。

有機化学合成の授業が一番印象的でした。先生が、有名な曲の替え歌を授業中に歌っていました。その替え歌の歌詞を口ずさむと、ある化学反応の反応機構がスラスラと書けます。複雑な反応機構を楽しく覚えることができました。ただ一方的にしゃべる日本の先生の授業よりもおもしろかったです。

日本の大学と比べて、違いを感じたことはどんなことでしたか?

日本の大学では「授業」と「実験」は切り離されていましたが、アメリカの大学では「授業の中に実験」が組み込まれていました。すぐ実践して学んだことを確かめる。そんな風潮がアメリカの大学では感じられました。

留学中、勉強以外に熱中していたことはありますか?

「よさこい」です。日本の大学でよさこい祭りサークルに所属していたのですが、そこで覚えたソーラン節をIBP35期生に教え、BCC主催のInternational Festivalや、IBP卒業式で披露しました。異文化の地で母国の文化を披露することで、今までにない快感を得ました。また、IBP35期生とのつながりも、よりいっそう強固なものになったと感じました。ソーラン節を踊ることによって、ホストファミリーにも少し恩返しができたと考えています。いつも部屋に閉じこもって勉強ばかりしていたCommunication能力に欠ける私が、大声をあげて踊っていた姿に、ホストファミリーはとても感動していました。

インターン先を教えて下さい。

University of WashingtonのMaterial Science & Engineeringという研究室でインターンをしました。主に、そこに所属する大学院生の研究を手伝っていました。研究職でインターンを得ることは難しいと考えていたので、University of Washington内にある研究室すべてにレジュメを送ろうかと考えていました。最初にレジュメを送った研究室からは断られましたが、2つ目の研究室で採用。面接なしでインターン生として受け入れられました。研究室では、大学院生と英語で会話するので、専門用語を使った英会話能力が養えました。

大学院進学に備えて、いつ頃から具体的にどんな準備をされましたか?

大学1年次の時から、上の大学院に行くことを考えていたので、大学院進学に備えての準備は、大学1年次から始まっていました。具体的には、「いかに内容を理解するか」に焦点を絞って授業を受けていました。大学4年次の4月に、院試の過去問から出題傾向を割り出し、「この問題は、大学○年次の△△の授業で習ったことを復習すればできる」という選別を行いました。後はひたすら、選別した教科の復習を行いました。

専攻予定の新領域創成科学研究科では、どんな勉強をするのでしょうか?

有機エレクトロ二クスについて研究します。2000年ノーベル化学賞を受賞した白川英樹先生の研究「プラスチックに電気を流す」に少し似ています。科学でまだ解明されていない現象の解明、今までになかった物性を持つ物質づくりなどに興味があったので、東京大学大学院新領域創成科学研究科に進学することを決めました。

インターン体験で得たことは?

「やってみなけりゃ何もわからない」という考えが、自分の心に根付きました。University of Washingtonでインターンを得る前、私は行動を起こす前から「どうせ、研究職でインターンシップなんて得られないよ」と諦めていました。しかし、ICCの方に「そんなんでいいのか?」と一喝され、「やるだけやってみるか」という気持ちになりました。そこから、インターンを得るまでは非常に早かったです。インターンを得たとき感じた「やってみなけりゃ何もわからない」という考えが、今の私の行動を大きく支配しています。

IBP留学によってご自身が変化したと思うのはどんなところですか?

ボランティアをすることのすばらしさを学びました。ホストファミリーの影響です。彼らは「ボランティア精神」の塊でした。ホストファミリーがホームレスの人たちに無償で夕食を提供した後、笑顔で家に帰っている姿を見た時、ボランティアのすばらしさを知りました。私は今、他大学院進学コンサルタント・アドバイザーとして活動しています。東大大学院試に受かった後「東工大のついでに東大に受かる方法」という大学院試版ドラゴン桜みたいなものを執筆しました(Yahooブログ・他大学院進学、ミクシィ・他大学院進学コンサルタント。その冊子を配るなどして、来年度または再来年度に他大学院進学を目指す人たちを手助けしています。これら一連の私の行動は、私がホストファミリーから学んだ「ボランティア精神」に則ったものです。

今後の展望や将来の夢を教えてください。

修士課程を修了した後、社会人になります。もちろん、研究開発に携わる仕事に就きます。その後、社会人ドクターとして大学に戻り、博士号取得を目指します。大学で研究教育に携わりたいという気持ちは強いです。そして2040年までに、世界初の踊れるノーベル化学賞受賞者となります。

ソーラン節を踊っているときの私です

ICCへの感想やサポートなどで印象に残っていることを教えてください。

ICCの方は、どんな相談にも懇切丁寧に受け答えしていました。引き出しが多いという印象が強かったです。

IBP参加希望者へのメッセージ、アドバイスをお願いします。

取り巻く環境が変化することを人は躊躇しがちですが、変化を楽しめない人間は何も学べないと思います。ぜひ変化を求めて、留学生活を満喫してください。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

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