VOICES 修了生の声
コースで探す
キャリアで探す
インターン先で探す
検索
キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2015年
中田 詩織
SHIORI NAKADA
コース:ウエストミンスター大学
キャリア:大学生
留学期間:2014年5月〜2015年4月
インターン先:Secom Plc
帰国後:大学に復学

引っ込み思案な私を変えた挑戦だらけの留学生活

ロンドンの伝統や文化を味わい尽くした貴重な日々

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

以前にもロンドンには来たことはありましたが、改めて訪れて古い外観の建物と近代的な建物が違和感なく並んでいたのが印象的でした。 特に私は古い外観の建物やそれが立ち並ぶ風景が好きなので、わくわくしながら窓の外を眺めていました。またバスから見ても緑が多く、道沿いにとても大きな木々が植えられていました。 建物や植物を昔から大切にしてきた国民性を感じました。 私はAlexander Fleming Hallsの寮に入りました。寮があんなにも交通量が多くにぎやかな場所にあるとは思っていなかったので、少し嬉しかったです。

キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

4つのキャンパスがあることなど大きさや規模に驚きました。最初に行ったRegent Campusの入り口やホール、正面の階段を見た時は、ここが大学とは信じられないほどで、素敵な空間だなと思いました。 図書館の資料の多さはもちろんですが、自習スペースが多く、24時間開館していたので、調べ物や勉強をするにはとても良い環境でした。

英語研修はどのような内容でしたか?

全体的にクラスの要望通りに授業が行われていたと思います。少人数のため、先生が一人一人に注意を向けることができるので、クラスの理解度に合わせて授業を進めていました。 前半の期間ではSpeakingに力を入れていたように思います。 特に学部授業に役立ったのが後半の授業で学んだエッセイの書き方です。日本語のレポートとは書き方も異なり、英語表現にも注意しなければならなかったので、この授業が他の学部授業で単位を取得するベースの力になったと感じています。担当の先生方はとても親切で、課題の提出後には一人一人時間を取ってアドバイスをくれたので、レポートをブラッシュアップしていけたのではないかと思いました。

学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

「Spoken Communication Skills」、「Intercultural Communication: An Introduction」、「Art and Society」、「Introduction to Urban Policy and Planning Law」の4つの授業を選択しました。 Spoken Communication SkillsとIntercultural Communicationは留学生用の授業で、主に英語を話す機会を得るために選択しました。Art and Societyはロンドンにある美術館、博物館をインストラクターの先生と実際に見て回ることで、個人で行くのとはまた違った視点で作品を見られるのではないかと思って選びました。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えて下さい。

「Introduction to Urban Policy and Planning Law」です。 最も難しい授業でしたが、その分大変興味深かったです。授業のなかでは、主にロンドンの都市環境の保全と開発について学びました。イギリスといえば美しい歴史的な建造物ですが、そうしたものとは対照的な近代的な高層ビルも存在します。イギリスでは古いものと新しいものがうまく共存しており、都市における保全と開発がバランスよく行われているように感じます。そうした国家において、ある種特殊といえる環境のルールにはどんなものがあるのか、実例から学んでいきました。 もともと自然環境についての授業を受けたいと思っていましたが、都市環境という分野も、とても興味深く臨むことができました。 講義やセミナーの予習と復習が欠かせず、課題の準備も大変でしたがその分内容の理解につながっていったように思います。 うまくいかないこともありましたが、その悔しさのおかげで最後まであきらめずに授業に参加することができ、学期末のレポートでも思っていたよりも良い成績をもらうことができました。

留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

私はキリスト教徒ではありませんが、毎週日曜日に教会に行き、礼拝に参加しました。礼拝はバンドの演奏に合わせて歌を歌うことなどがあり驚きました。 説教やお祈りの意味が理解できない時もありましたが、日本語と英語の聖書を両方読むことで、理解を進めました。礼拝後に様子を見にきてくれる方もいて、分からないところはその場で質問することもできました。クリスマスには教会の聖歌隊に参加し、多くの方々とお祝いをした経験も忘れられません。

課外活動から得たものは何ですか?

英語でコミュニケーションを図る力がついたのではないかと思います。自分のことを話すのは簡単ですが、説教について、聖書について意見を伝えるとなると、まずしっかり聞き、聖書を読み、理解し、自分の言葉でまとめる必要があったので、自然と力がつきました。

インターンシップ先について教えて下さい。

インターンシップ先は「Secom Plc」です。日本でも有名なセキュリティー会社であるセコムのグループ会社のひとつです。セキュリティーの先進国であるイギリスで、空港や駅での警備、2012年のロンドンオリンピックの際には会場の一つである施設の警備を担当するなど、高い評価を得ている会社で、高品質なサービスを提供することで、民間、企業、政府機関など、幅広い層から信頼を得ています。

インターンシップ先ではどんな仕事を担当しましたか?

企業がどのように活動するのか見たいという要望に応えて下さって、社内外と接するマーケティング部門でインターンをさせていただくことになりました。 最初に任せていただいたのがイントラネット上の社員のプロフィールの確認作業でした。プロフィールには所属する部署や肩書き、連絡先が載るようになっていましたが、この中で特に内線の番号などの連絡先の確認を行いました。これは、経費削減のための内線使用の促進や、別のオフィスに所属するスタッフとの連絡をスムーズにすることを目的にしたものです。 Secom Plcには約700人のスタッフがおり、その全ての情報を把握するのには時間がかかり、さらに必要な情報が不足しているプロフィールもあったため、各オフィスに連絡を取って情報収集も行いました。

留学を振り返り、自分自身が変わったと思うことはありますか?

この留学は私にとって大きな挑戦でした。私には特にこれといって秀でているものもなく、英語に自信があったわけでもありません。何かに挑戦するにしても、自信を持って挑むよりも、不安に思い迷いながら一歩を踏み出すことを繰り返してきました。ロンドンでのそれぞれの経験も初めは全て挑戦であり、不安を抱えつつも試行錯誤し、課題を乗り越えてきました。 この留学で経験したすべてのことが私の自信につながったのではないかと感じています。これから先も挑戦に際しては不安になることがあるかと思いますが、留学を通して得た経験や自信が、次のステップへの後押しをしてくれるのではないかと思います。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

ロンドンでの生活は本当にあっという間でした。限られた時間の中では自分の目標を意識して勉強することが大切だと思います。 一方で、息抜きは必要です。ロンドンからなら近郊でも地方の観光でも簡単に行くことができます。旅行、とはいかなくとも、ロンドンの美しい公園でリフレッシュすることもできます。勉強することはもちろん必要ですが、限られた時間の中だからこそ、オンとオフの切り替えも意識して生活を送るといいのではないかと思います。また、多様な人と話をすることも大切です。ICCロンドンオフィスの方は親身になって相談に乗ってくれて、アドバイスもくれます。私の場合は教会の人々でしたが、一緒に楽しい時間を共有できる人々にも出会うことができます。私の留学生活は、こういった人々の支えがあってこそ成し遂げることができました。同期のメンバーはもちろんのこと、多くの人々との交流は自分自身を磨くだけでなく、次のステップにつながるチャンスをもたらしてくれるかもしれません。

*体験談の内容は寄稿時の情報です。

コースで探す
キャリアで探す
インターン先で探す
検索
キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
留学セミナー開催中
個別相談の予約
LINEで相談
大変恐れ入ります。5月6日まで営業をお休みしております。ご相談をご希望の方はこちらからご予約ください。
ご予約
IBP International Business Professions