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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2019年
園部 宏樹
KOUKI SONOBE
出身校:中央大学 文学部
コース:グリフィス大学
キャリア:既卒
留学期間:2018年3月~2019年2月
インターン先:Educare College(教育)
内定先:大手情報通信企業

オーストラリアの多文化社会で広がった自分の「可能性」

IBPプログラムを選んだ理由を教えてください。

留学をするかしまいか悩んでいた時に、新聞広告の奨学生募集を目にしたことがきっかけです。もし、奨学生に選ばれなかったら留学を諦めるつもりでいたのですが、ありがたく奨学生に選んで頂き、IBPプログラムへの参加を決めました。
また、教員になるか、教育業界の民間企業に就職するか迷っていた私にとって、留学中にインターンシップに参加できることが魅力的でした。インターンシップを通して、「ビジネスとしての教育」に触れてみることが、教員か民間かを選択をする手掛かりになるのではないかという大きな期待がありました。

留学前はどんな準備をしましたか?

通っていた大学でIELTS対策の特別講座を受講したり、Podcastで英会話のチャンネルを聴いたりしていました。加えて、大学の専攻が外国語系の専攻だったため、授業内で英語の論文を読んだり、英語でレポートを書いたりすることが頻繁にありました。留学を強く意識し、「英語で学ぶ」ことに慣れようと、大学の勉強にもより一層力を入れました。

留学先を選択した理由を教えてください。

1番の理由は選択肢の広さです。グリフィス大学の学部授業では、ビジネスに関する授業だけではなく、それ以外の幅広い分野の授業も履修することができます。インターンシップ先もオーストラリア国内か東南アジアで選ぶことができるため、その選択肢の広さに惹かれてオーストラリアを留学先に決めました。

研修地に到着した時の街の印象はどうでしたか?

自然豊かで落ち着いたところだなと思いました。ブリスベンの中心街まで行くと近代的な雰囲気の中に、西洋風な街並みや自然も調和していて、日本とは異なる風情を感じました。多種多様な人々が歩いている風景は、日本とは大きく異なりますが、意外にもすぐに順応することができました。

キャンパス内の設備など、日本の大学と比べてどう違いましたか?

24時間空いている勉強スペースがあるのが、日本の大学に比べて便利だなと感じました。図書館もテスト前になると24時間になります。私のお気に入りの勉強スペースは、図書館の1階でした。キャンパス内には、カフェテリアもあり、寮もあるので、お気に入りの勉強スペースを見つけたり、適度に息抜きしたりしながら勉強に集中できる環境でした。

英語研修はどのような内容でしたか?

英語研修では、アカデミックな英語能力が伸ばせるようにカリキュラムが組まれていました。最初の5週間は、アカデミック英語の基礎を学んだり、英会話に慣れたりできるような内容でした。その5週間を終えると、学部授業を想定した、よりハードな内容が10週間続きます。アカデミックなエッセイの書き方やプレゼンテーションのやり方を教わり、実践します。宿題の量、必要な勉強量も格段に増えるので、自己管理能力やタイムマネジメント能力も問われていました。非常に忙しく、苦しい時もありましたが、その10週間があったおかげで、学部授業での学びを最大限充実させたものに出来たと思います。カリキュラムはよく考えられており、テキストの内容、宿題、授業内で行う活動、先生の何気ない発言に至るまで、全てに意図があるので、愚直にこなしていけば、必ず英語力も伸びますし、学部授業でも成果を出せるはずです。この英語研修を受けていて、本当に良かったです。


学部授業ではどんな科目を選択しましたか?

Social Context of Asian Business, Languages of East and Southeast Asia, Second Language Teaching in Practiceの3つを履修しました。

特に興味を持って取り組んだ授業を教えてください。

Second Language Teaching in Practiceには特に力を入れて取り組みました。この授業は、将来英語の教師になりたい人向けの授業で、英語教授法を実践の中で学習していくような内容でした。日本の大学で教職課程を取っていたので、言語教育についてより理解を深めたいと思い、この授業を履修しました。この授業内では、理論に基づきながら実際に授業を作り、模擬授業を実践する必要があります。この模擬授業が特に大変でした。英語で英語を教えるのが基本ですし、検定教科書に沿って授業を行う日本に対し、教材を自分で選ぶ能力もこの授業では求められます。模擬授業で頂いたフィードバック(時には非常に辛口なことも(笑))を参考に、毎週末丸ごと授業作りに費やしていました。模擬授業以外にも、語学学校に授業見学をしに行くこともあり、教師の投げかけた質問、教室の大きさ、机の配置のような細かなところまで理論に基づいていることを知り、驚きました。この授業は大学院の授業ということもあり、必要なインプットの量も多く、求められるアウトプットの質も非常に高かったですが、この授業を終えた時に自分の成長を強く実感することができ、非常に満足しています。

IBPビジネストレーニングはいかがでしたか?印象に残っている内容と感想を教えてください。

履歴書の書き方と面接の練習、メールの書き方は非常に役立ちました。履歴書の書き方と面接の練習は、インターンシップ先を探すときにそのまま実践できたので、ビジネストレーニングを受けていて本当によかったと思いました。メールの書き方は、大学の先生とやり取りするときにも役立ちました。大学の先生とのやり取りでメールの書き方が身に付いていたので、インターンシップを始める頃には、英語のメールの方が日本語のメールよりも上手に書けるくらいになっていました。

留学中に参加したサークルやアクティビティはありますか?

バイリンガル小学校でのボランティアや障害児支援のアルバイトを行っていました。

課外活動から得たものは何ですか?

オーストラリアの教育に触れることができたことが私にとって大きな収穫でした。バイリンガル小学校のボランティアでは、現地の子供たちが上手に日本語を話していることにも驚きましたし、日本の小学校よりもIT化が進んでいて、「日本の教育は遅れているなあ」と感じました。母語ではない日本語で一生懸命話している子供達の姿を見たことで、「普段英語ネイティブの人からは、自分が英語を話している姿ってこんな風にみえているのかな」と思うこともありました。自分が日本語のネイティブスピーカーであることを強く意識する貴重な機会でした。
障害児支援のアルバイトでは、ある家庭の障害のある子供をプールに連れて行ったり、公園で一緒に遊んだりしていました。このアルバイトから得られた一番大きなものは、オーストラリアの一家族と密な関係を築けたことです。日本でも同じようなアルバイト経験があったこともあり、非常に信頼して頂けて、家族のイベントに招いてもらえることもよくありました。子供の命を預かるので、責任感のある仕事でしたが、同時に充実感ややりがいも感じられました。


コミュニケーション力向上のために努力したことは?

発言の量も非常に大切ですが、私が特に意識していたのは発言の質です。段々英語に慣れてくると、雑談のような簡単な内容ではコミュニケーションに困ることが減ってくるのですが、授業内での発言やディスカッションになると話題が難しくなるので、なかなか発言できないことに気づきました。発言自体は少なくてもいいので、難しい話題になった時に1つでも意見を言うことが、私の考える発言の質です。そのために、授業の準備をする段階で、「このトピックでこの発言をしよう」、「この質問は全体の前でしてみよう」と目標を決めていました。発言自体は少なくても、難しい話題で自分の意見を言えると自信に繋がるので、それがコミュニケーション能力の向上に繋がっていたと思います。

インターンシップ先について教えてください。

Educare Collegeという保育士の資格や介護士の資格が取れる専門学校でインターンシップを行いました。


そこではどんな仕事を担当しましたか?

マーケティングです。インターン先の専門学校では、台湾やフィリピンから学びに来ている学生はいたのですが、日本人学生はいませんでした。なので、私に一番期待されていた役割は、日本人学生を新たに獲得することでした。具体的な業務内容としては、受付業務やフライヤーの作成、学校側と学生のパイプ役となる日本の留学斡旋業者へのメルアポ営業を主な業務として行っていました。一転して、インターンシップの中盤では、インターン先が買収されたこともあり、上司も変わったのでそこからは業務内容も変わりました。中盤以降は、学生の情報管理や取引している留学斡旋業者の情報管理、入学関係書類の発行などを主な業務としていました。マネジメント改革で、社内のすべてを一新しようとしていたタイミングだったので、新たなウェブサイトの立ち上げなども協力させてもらえました。

インターン中、苦労したことは?

留学斡旋業者への営業が大変でした。オーストラリアでの保育士資格や介護士資格は日本では無効なので、それらの資格を取りに留学する日本人学生が非常に少ないことが分かっていました。その上で、日本人学生を新たに獲得するのは困難な事でした。ありがたいことにいくつかの留学斡旋業者とは契約に至りましたが、日本人学生が実際に学びに来るところまで見届けられなかったのは少し残念でした。

日本と現地のICCオフィスの対応について、感想を聞かせてください。

留学前から手厚いサポートをして頂き、非常にお世話になりました。特に現地オフィスでは、いつも温かく迎えて下さって、些細な事でも親身に相談に乗ってくださいました。インターンシップのビザを取る際にトラブルが起こってしまったのですが、その時にも助けて頂けました。留学中は予想外な事が起こり得るので、そのようなときに頼りにできたり、相談できたりする場所が近くにあるのは、非常にありがたかったです。

留学前、留学中そして帰国後にIBPキャリアサポートをご利用された場合は、その感想を聞かせてください。

留学中に現地で面談をして頂きました。就職活動のことやキャリアのこと、インターンシップのことを少しずつ考え始めたタイミングで面談をして頂けました。キャリアについての考えがまだまだ浅いことに気づかせて頂き、インターンシップでどういう経験をすれば、就職活動でアピールすることができるかを的確にアドバイスして頂けたので、そのアドバイスがその後の行動指針になりました。

就職活動で留学での体験はプラスになりましたか?

プラスになりました。私の場合、教師になるか民間に行くかという選択肢で揺らいでいたため、どのようにキャリアを歩んでいきたいのかを考える貴重な1年間になりました。留学を終えた頃には、自分の進みたい道がはっきりしていたので、それに沿って就職活動するだけでした。留学の1年間で、自分自身としっかり向き合い、自分の軸を固めることができたことによって、自信を持って就職活動に臨めました。


留学、インターンシップをどのようにアピールしましたか?

留学やインターンシップを行った事実をアピールするのではなく、その中で経験したことから、私が学んだことや考えたこと、どう行動に起こしたかを伝えるようにしていました。自分の人物像が伝わるようなエピソードを用いて、自分がどういう人間なのかを伝え、その人柄があることによって企業でどのように貢献できるのかをアピールしました。

留学をふりかえり、自分自身が変わったと思うところはありますか?

最も大きく変わったところは、意見をよりはっきり言えるようになったところだと思います。留学前は、意見を言いたくても言えなかったり、我慢してしまったりしてしまうこともあったのですが、自分の意思や意見、感情も出せるようになったと思います。自分のことをはっきり表現しても、人との関係性が簡単に崩れないことや、むしろそれが関係性を築くのに必要であることを学んだからだと思います。その反面、自分と異なる意見を持っている人にも寛容になったと思います。どんな意見や考えでも、まずは受け入れること、その上で自分の意見を持つことの大切さを学べたのは、多文化社会のオーストラリアで学んだからこそだと感じています。

IBP留学を希望している人に向けて、アドバイスをお願いします。

「迷っているなら、やってみる」「不安なら、やってみる」を大切にして欲しいです。未知の世界に飛び込もうとしている時や、何かに挑戦しようと思う時は、迷ったり、不安に思ったりするのですが、そういう時こそ、行動してみてください。やってみたら最後はなんとかなることもありましたし、「不安って自分の思い込みでしかなかったな」って後で振り返ってみて思うことが留学中はたくさんありました。そうすることで、自分の可能性も広がると思います。皆さんの留学が、挑戦と可能性で溢れたものになりますように!

*2019年10月時点での情報です
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