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キャリア、ビジネス、IBPがよくわかる「GLOBAL INSIGHT」
ビジネス留学情報ブログ「GLOBAL VISION」
2023年
登 優貴
YUKI NOBORI
コース:シアトルセントラルカレッジ
キャリア:大学生
留学期間:2022年3月〜現在(2023年1月時点)
留学期:66期
インターン先:コンサルティング

留学では人との縁を大切に、行動一つで自ら生み出せるチャンスは無限大

IBP参加を決めた理由は何ですか?

英語をツールとして何かを学びたいと考えていたので、ビジネス留学とインターンが1年間で経験できるIBP留学に魅力を感じました。また他のプログラムに対して「グローバル人材を輩出するビジネス留学」を掲げているという点で、何か目標を持って行動する人が集まってくるのではないかと考え、周囲から沢山の刺激を受けたかったのでIBPを選びました。

留学の目標は何でしたか?

一言で「人間的成長」です。

幼い頃から国際的に働く強く美しい女性になりたいという理想があります。その理想像の実現のためには英語や国際的な教養、知識を身につけるだけでなく、沢山の経験を積んで自分と向き合い、内省していくことが必要だと考えています。理想像に近づくためにも、理想像を日々アップデートし続けるためにも、魅力的な人に沢山の刺激を受けながら生きていきたいと考えています。そのために今自分にできることは、人間力を強化することであると考え、留学ではとにかく沢山の人に会って様々な話を聞いて、様々な経験を積むように行動することを心がけました。

学部授業は何を履修しましたか?またその理由を教えてください。

初めの期では自分の興味に沿ったIntercultural CommunicationやInternational Relationsを履修しました。日本の大学で学んでいる内容と類似していて理解しやすい上に、日本から見た国際関係とアメリカから見た国際関係を比較して議論することは、他文化理解に繋がると考えたからです。
第二期以降はDigital Marketingや Social Media Marketingを中心に、ビジネス系の授業を履修しました。理由としては、このIBP留学を決めたきっかけでもある、社会に出た時に即戦力となるような実践的な学びをしたいという思いからです。日本の大学では社会の実情を知り、ひたすら問いを投げかけるものを学んでいたので、社会に出た時にそれがどう活かされるのか不透明であると考えていました。そこで留学先では学んだことが直接的に今後に活きるものを学びたいと考え、Marketingを選択しました。

授業の内容、クラスの人数、国籍などわかる範囲で教えてください。

Intercultural CommunicationやInternational Relationsは対面で行われ、授業の大半が少人数のディスカッションと非常にアメリカらしい授業でした。中でも、International Relationsは履修している日本人が少なく、授業内容自体も国際政治であったため、授業についていくのに苦労しました。毎回の授業で3、4個の資料を予習した上で、事前に提示されるDiscussion Topicに関して自分はどう思うのかをクラスメイトと話し合い、先生からの解説を聞いて自己理解した内容を、更に深掘りされたDiscussion Questionへの答えとして300〜500 wordsくらいの文章を書いて提出し、まとめクイズのようなものを受けるというものでした。
一方ビジネス系の授業はセルフペースで、テキストをもとに付属のクイズを解いて学ぶものが多かったです。基礎知識を1から身につける授業から、実際に企業のマーケティング事例をもとに分析し頭で考えるものまで幅広くありました。セルフペースなので自分の時間を確保しやすく、授業外活動との両立がしやすかったです。


インターンシップはどのように見つけましたか?

IndeedやLinkedInといった大手求人サイトをはじめ、シアトル周辺の日系情報誌の掲示板を介してApplyしたり、シアトルにある日系企業を調べて数社へ直接メールを送ったりしました。その中で返事をいただけた企業から、面接を通して決めました。

インターンシップで得たもの、学んだことはなんですか?

主体的にアプローチすることの重要性です。
アメリカ進出中の日系企業のサポートを基本事業とする、日系ベンチャー企業でインターンをしました。主な使用言語は日本語ですが、会社はアメリカに所在し、共に働く方々も在米歴の長い日本人ということで、日本とアメリカのビジネスカルチャーが混在している印象を受けました。加えて、かなり手広く事業を起こしていて、当時はアメリカの日系企業とアメリカで働きたい日本人とを繋げる人材斡旋事業とI T系の業務委託事業に注力していたため、柔軟に仕事をこなす必要がありました。その中で、こうした方が良いのではないかと思ったことや改善点を、社長含め社員の方々に率直に伝えたり、貪欲に、主体的にアクションを起こしていったことで、以前よりも裁量権のある仕事を任せて頂きました。
この経験からコミュニケーションの難しさと、自分が感じた課題に対して主体的に行動していくことの重要性をとても感じました。自らのアクションでインターンの経験をより有意義なものにできたことは一つの成長であると考えています。

大学の授業、インターンシップ以外ではどのような活動をしましたか?

前述の通り、たくさんの人に会うことを意識して行動していました。 とにかく多くの人が集まるMeetupや、日本に興味のある人が集まるMeetupに参加したり、放課後はパブリックで開催されている屋外ヨガクラスに一人で参加したり、シアトルのI T業界で働かれている日本人コミュニティの学生部に所属したり、アメリカで働かれている日本人の方のコミュニティに参加したりしました。どこでご縁に恵まれるかわからないので、誘われたらとりあえず行ってみることを心掛けていました。
あとは、International Preschoolと劇場でボランティアをしたり、あちこちに一人旅をしに行ったり、美味しいものを探してシアトル中のカフェやベーカリーを一人で巡ったりしています。


留学中、苦労したことは何ですか?

本当に沢山あってどれを選ぼうかという感じですが…
二つ上げるとすれば、一つ目は日本とアメリカのビジネスカルチャーの違いです。
私自身この1年間でホームステイも寮も一人暮らしも全て経験して、約10回の引越しをしたのですが、生活する中でやはり日本のようにはいかないことがものすごく多かったです。例えば、入居予定日の前日にアパートメントの担当者と連絡がつかず入居日変更だとか、契約書をちゃんと読み込まないと理不尽な要求を突きつけられたり、メンテナンスをお願いしても担当者が来なかったり、来たとしても予約内容を全て無視して来たりだとか…。言い始めたらキリがありません。家関係だけでなく、どんなに小さなレベルにおいても良くも悪くもお客さんと労働者の関係が対等であるように感じました(何なら労働者の方が強いかも…)。だからこそ、自己主張であったり、自分の意思を強く持つこと、コミュニケーション、柔軟な対応力が大事であると強く感じました。負けてられないという気持ちで毎度諦めず臨んでいます。笑
二つ目は人間関係です。
1年間を通して色々な人に会うことを意識して行動していましたが、シアトルはSeattle Freezeで知られるように、“想像通りのフレンドリーなアメリカ人”というより物静かで話したら話せるけど、どこか境界線を感じるみたいな、すごく内向的な方が多い傾向にある気がします。シアトル生まれシアトル育ちの友人に教えてもらって、すごく納得しました。笑。だからこそ、友達を作るのがすごく難しかったです。加えて、当たり前のことですが、新たな環境に身を投じたことで出会う人、関わる人全員が、これまで自分自身が関わってきた人達とは全く異なる要素を持ち合わせていたので、新鮮さや刺激と共に難しさのようなものを多くの場面で感じました。ただ、だからこその気づきや新たな発見もあり面白かったです。

留学中、一番の出会いは何ですか?

アメリカの大手企業で働かれている日本人の方々に、沢山出会えたことです。
世界的に有名な大企業の第一線で活躍されている日本人の方が、こんなに沢山いるんだという驚きからすごく刺激を受けました。加えて、お一人お一人から仕事やキャリアに関する話に限らず、たわいもない普通の会話を通じて垣間に現れる考え方や姿勢、人生観を沢山見て、吸収することができてものすごく勉強になりました。豊かな教養や人生観を沢山分けて頂きました。総じて、自分のロールモデルや将来のビジョンに大いに影響を与える出会いが多くあり、シアトルならではのご縁だなと感じています。


一番成長したと思う事は何ですか?またその理由も教えてください。

自分の芯を持ちながら、柔軟に対応できるようになったことだと思います。
アメリカに来て一年という短い間ではありますが、楽しいこともしんどいことも沢山のことを経験して、様々な年齢・国籍・職種の人に出会いました。その中でも自分の中での軸であったり、価値観というものを、ブレずに持ち続けることができたように感じます。ついつい周りと比較して、周りに流されて自分らしさや留学の目的を見失ってしまったり、思考を放棄したり、何かに依存してしまったりしそうになることが多々あると思いますが、色々な人の話や様々な経験をそのまま飲み込むのではなく、一度自分の中に落とし込んで考えてから自分なりの考えを構築する、ということができたというように感じています。

留学してご自身にどのような変化がありましたか?

より自分の事を知ることができたと感じています。日本人含め全ての人が、各々バックグラウンドも価値観も異なる上に、アメリカにいる目的も理由も違うという環境で一年間生活をしていると、かなり細部から自分の中での当たり前が当たり前でないことに気付かされることや、何となく違和感のようなものを感じることが多いように感じます。そういった経験を通じて自分はどういう人間なのか、どういう価値観を持っているのか以前とは異なる視点で深く分析する機会が多かったです。今まで以上に俯瞰的に物事考え、分析する癖がついたと感じています。

今後の目標、ビジョンなどを教えてください。

この留学では、これまで以上に人との縁の大切さや行動一つで自らチャンスを生み出せるということを学びました。私自身シアトルに来て以来、周りの人たちに感化されて思いついたらとりあえずやってみるだとか、これまでであればちょっと気が引けるなと思うこともとりあえず動いてみてから考える、という幅が広がったように感じています。その行動力や思い切りの良さを持ったまま、どんどん自分の固定的な考えを壊していきたいというように考えています。ちょっとした行動一つで思わぬ出会いに恵まれたり、新たな刺激から価値観が広がったり、そこから実際に行動してみたことが将来やりたいことにつながったり、色々な例を見て何が起きるかわからないし、チャンスがどこに転がっているのか本当にわからないなと沢山感じました。帰国後も枠にとらわれず、直感でやりたいなと思ったことをすることで、様々な縁を大切に生きていきたいなと思います。

これからIBP留学を検討している方に、メッセージをお願いします!

やらない後悔より、やる後悔が良い。
この一言に尽きると思います。本当にやってみないとわからないことが多いです。勿論、全てが全て上手くいく、全員が全員思い描いた通りの留学ができるとは限らないと思います。それでも各々何とかしようと努力したり、自分を見つめ直したり、新たなことに挑戦したりする中で確実に新たな学びがあると思います。またその一つ一つの経験や、その場その場での出会いが今後の人生のヒントになったり糧になると思っています。私自身もまだまだ試行錯誤の途中ですが、想像していたところとは違うところで視野が広がったように感じています。思いや根性があれば人間何とかなるんだな、やりたいようにやることって大事だなって思うことがたくさんあると思います。それらも含めて、実際に経験して感じてみてください。一緒に頑張りましょう。

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