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第3回:初めての寮生活、入寮に至るまで

はじめに

 

シドニー(ニューサウスウェルズ州)では、この原稿を書いている10月2日からDaylight Saving Time(夏時間)が始まりました。日本との時差は通常時の1時間から2時間となります。私の場合は毎回、体内時計が慣れるのに少し時間がかかるのですが、日没が夜7時頃になるため仕事が終わってもまだ外が明るく、安全に散歩などできるのが嬉しいところです。

さて、前回ブログでは、私が大学院留学中の滞在先を寮にした理由について、簡単に紹介させて頂きました。今回は、New College Postgraduate Village (以下、NCVと記載します)に住みたい!と思ってから無事入寮に至るまでの道のりについて、自分が疑問に思った点を思い出しつつ綴っていこうと思っています。(あくまで私自身の2019年当時の体験に基づくものですので、具体的な応募日程や最新の情報については各大学・各寮の公式情報をご参照ください。)

 

応募のタイミング・入居審査

過去メールを辿ってみたところ、スケジュールは以下の通りでした。

  • UNSWからのオファーレター(入学許可):2018年11月上旬
  • 入寮応募:2019年2月18日
  • 入寮許可:2019年4月1日
  • 入寮日(豪州入国日):2019年9月7日
  • 2019 Term 3 Week 1授業開始日:2019年9月16日
 

こうして振り返ってみると私の場合は、入国・入学予定日よりもかなり前に住む場所の確保をしていましたが、大半の学生はもう少し日が迫ってからアレンジをしているように思います。

入居審査については寮によって方法が様々かと思います。私の場合(2019年)自分でオンラインフォームを入力するほかに、レファレンスフォーム(推薦書)の提出(現在はアカデミックとパーソナルの2種類)と電話面接がありました。何を勉強する予定でどんなことに興味のある人か、寮という共同生活の場でコミュニティの一員としてルールを守って暮らせるか、というようなことを見ているのだと思うのですが、さほど緊張する必要はありませんでした。

空き状況や入居審査の方法に関して、寮の多くはホームページを通じて迅速な情報発信を心がけていると思います。が、特に空き状況については日々刻々と変わるので、気になる寮があったら直接問い合わせてみるのが一番です。英語のやり取りの練習にもなりますし、皆フレンドリーに対応してくれますので心配なく。

 

どの寮か、の補足

主に重視したのは、前回ブログでも言及した「立地」・「トイレ・シャワーが共用でない」・「勉強に集中できる環境」という点です。

まず「立地」に関しては通学時、夜遅くまでキャンパスに滞在した場合の安全面を考慮したく、基本的に寮はキャンパス内にあるので自動的にクリアでした。「トイレ・シャワー」については、個人的には予算が上がるとしても譲れない点でした。

最後の「勉強に集中できる環境」…は、留学の目的によるところかと思いますが大事な点だったので言及しておきます。私の場合、日本の高校・大学7年間で散々部活に励み遊びもした自覚があり、今さら日々パーティーに明け暮れるつもりはなく、且つ、自分の全貯蓄を充てての大学院留学ということで、一瞬たりとも無駄にせず良い成績で修了したいというのが第一だったので、Study/Social balanceが取れるようなところで暮らしたいなと思っていました。

ありがたいことに選んだNCVはこれらの条件が整っていたため、とにかく勉強と睡眠を優先し、気が向いたら息抜きのために寮の行事に顔を出すことにしていました。コロナ禍においても孤独を感じることなく健康に大学院を修了できたのは、志の近い友達と一緒に運動・勉強・食事・散歩(兼おしゃべり)を繰り返す、単調なようで充実した毎日のお蔭だったと思っています。修士2年目の去年はThe Faculty of Arts, Design, and Architecture Dean’s List for academic excellence(専攻の成績優秀者リスト)に載ることまでできましたので、寮の環境に感謝しています。

修士1年目最初の学期の、とある1週間の日本語混じりのスケジュール。とにかく規則正しく生きることに必死でした(金曜の夜は、何やら集まりに参加してますが)

 

おわりに

冒頭で言及した「年刊誌」ですが、Assistant Editorとして約10ページぶんのインタビュー・執筆を担当しました。寮生活とはどんなものだろうか?を知るためのお役に立つような気がしたので紹介しておきます。リンクはこちらです。寮に住んでいる現役学生や卒業生の活躍、一年間の様子をぎゅっとまとめた大作です。様々な経緯により私による私へのインタビュー記事(留学生活を振り返る)も載っておりますので、よければどうぞ。個人的には、広報・広告学専攻で学んだインタビューや記事作成の知識を実地で活かせて、苦しくもとても楽しい仕事でした。

ではまた!

Wild Life Sydney Zooへの往路、寮のお友達と、浮かれている筆者

 

この記事を書いた人

守田実紗子 Misako Morita
2009年3月に日本国内の大学を卒業し、その後約10年間、社会人として日本で働く。
2017年に留学を大学院留学を決意、2019年に、University of New South Wales (UNSW)に大学院進学。現在はフルタイムでオーストラリアで働いている。

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