
今回は、アメリカ・オーストラリア・マレーシアでIBP留学を経験した現役生・修了生3名に、それぞれの国での授業やインターンについて伺いました。多様なバックグラウンドと留学経験を持つIBP生の話から「自分らしい留学のかたち」が見えてきます。
こんな方におすすめの記事です!
- 留学に興味はあるが、どの国を選べばよいか悩んでいる方
- 海外インターンを活用しキャリアに繋げたい方
- グローバルに通用するビジネススキルを身につけたい方
- 向上心があり、自分の可能性を海外で試してみたい方
「IBPグローバル留学奨学金」とは
海外留学に挑戦したい大学生(短大・専門・院生含む)を応援する、返済不要の奨学金プログラム。対象の留学は、世界のビジネス都市で大学授業と海外インターンを経験し、圧倒的な自己成長とビジネススキルの取得を叶える、IBPビジネス留学。
IBP留学生/プロフィール

黒田 達生(くろだ たつき)
- 参加コース:ワシントン大学コース(2024年3月〜)
- 出身校:明治大学
- 2025年5月現在:シアトルでインターン中

小長谷 夢羽(こながや むう)
- 参加コース:グリフィス大学コース(2022年10月〜2023年9月)
- 出身校:立教大学
- 2025年5月現在:オーストラリアに移住

神林 真央(かんばやし まお)
- 参加コース:サンウェイ大学コース(2024年6月〜2025年3月)
- 出身校:獨協大学
- 2025年5月現在:この春マレーシアから帰国し復学
目次
- IBP留学を選んだ理由:大学授業とインターンが1つの留学で叶う
- 大学授業:留学前に感じた不安と現地での対処法
- 課外活動:起業家との繋がりで広がるキャリア観
- インターンシップの現場から学ぶ:ビジネス文化の違いに触れて
- 留学を迷っているあなたへ〜現地生&修了生からのメッセージ〜
1. IBP留学を選んだ理由:大学授業とインターンが1つの留学で叶う

インタビュアー:なぜ、IBP留学を選んだのですか?

大学で授業を学ぶことと、現地で働く経験の両方を経験してみたいという思いが、背景としてありました。短期間で両方経験できるプログラムはIBP以外になかったのが、正直なところです。また、IBPで様々な経験をすることで、自分の将来の新たな選択肢が見つかるのではと思い選びました。

僕は、なんとなく将来海外で働いてみたいという思いがあり、留学を考えていました。自分の大学のプログラムはどれも締め切っていたため、他を調べていたところ、友人がたまたまIBP留学をしていたことを知りました。その後、友人や修了生に話を詳しく聞き、IBPが自分にとって価値のある留学になると感じ、参加を決めました。アメリカで1年間就労できるのも、決め手の1つでした。

1番の理由は、ただ学ぶだけの留学ではなく、インターンシップと就活サポートがある点でした。元々は大学の学部留学に行く予定でしたが、コロナで中止になってしまいました。留学への思いが捨てきれずにいた時、IBP留学を見つけました。当初大学3年になる手前だった私は、就活への不安もありましたが、IBPのプログラム内容をみて今の私にぴったりだと感じました。
2. 大学授業:留学前に感じた不安と現地での対処法

インタビュアー:留学前に不安だったことはありますか?

授業についていけるかは結構心配でした。ワシントン大学はレベルの高い大学で、社会人の方や他の国からの留学生が来るプログラムだったので、不安はありました。実際、最初の数日間ぐらいは「あ、これやばいな」って焦り始めました。そのため、授業が9時頃から始まるのですが、大体7時とか8時ぐらいには教室で予習復習をして、授業をカバーするようにしました。そのおかげで、割と授業を理解できるようになり、高いGPAも獲得できました。

インタビュアー:小長谷さんと神林さんは、授業や英語に関して実際どうでしたか?

私の場合、日本での専攻とは全く異なるマーケティングとイベントの授業を選択したので、専門知識がなくても大丈夫か不安でした。実際授業を受けてみると、専門用語や知識を扱うというよりは実践ベースなものが多かったので、そこまで困らなかったです。プレゼンやディスカッションでは、自分の実体験や身の回りの出来事に紐づけて考えることで、発言できました。

英語に関しては、留学前に英会話スクールに通っていたのですが、実際現地に行ってみると、話すスピードが普段の3倍程速く感じました。リスニングが最も大変でしたが、授業を受けながら1〜2ヶ月ぐらい経つと、ある程度聞き取れるようになってきました。
インタビュアー:マレーシアでも英語で授業を受けられますし、ほとんどの人は英語を話せますもんね。社会に出てグローバル企業で働くと、アジア系の英語が聞き取れることは強みになるので、マレーシア留学はそういった意味でも半歩先の経験ができると思います。
3. 課外活動:起業家との繋がりで広がるキャリア観

インタビュアー:留学中に、起業家と出会うことやビジネスパーソンと話す機会はありましたか?

僕は、日本の大企業とシアトルのスタートアップを繋ぐイベントのボランティアを長くやっていました。ワシントン州商務局の日本代表の方が、日本企業とシアトル発のスタートアップを誘致し、イベントの中で両者がプレゼンをして、ビジネス開発をしていくイベントでした。イベントを通じて、業界を代表するような日本企業の方や、シアトルの起業家たちと出会うことができ、そこでの出会いが、今のインターンにも繋がっています。

僕も、社会人の方と会うミートアップ(※)やネットワーキングイベントに積極的に参加しました。日本の駐在員やマレーシアで起業した方と学生が繋がり、就職・キャリア相談をするイベントや、カジュアルにお互いのプライベートについて話すミートアップもありました。あとは、友人の紹介で、ハーバードのイベントにも参加し、社会人や経営者の方々とビジネスの話をしました。

私は、IBP現地スタッフさんの繋がりもあって、クイーンズランド州の日本商工会議所が主催するイベントに参加させていただく機会がありました。そこでは、ブリスベンで働く駐在員の方や、オーストラリアの企業で日本向けにビジネスを展開している方などが集まっていました。大学生のうちに、グローバルに働かれている方々からお話を聞くことができ、とても貴重な経験でした。
※ミートアップとは
共通の趣味・興味や特定の目的を持つ人たちが集まり、交流するイベントです。ビジネス分野におけるミートアップでは、情報交換や人脈作りを目的に、様々な業界のプロフェッショナルたちが集まり、多くのIBP生も留学中に参加しています。
4. インターンシップの現場から学ぶ:ビジネス文化の違いに触れてへ

インタビュアー:インターンを通して、海外と日本のビジネスカルチャーの違いを感じましたか?

ビジネス文化の違いは本当に感じましたね。自分のインターン先は、中華系の方が多く働いている所でした。時間に対しての厳しさがなく、締め切りは守るにしろリラックスして仕事をしていて、いい意味で気持ちを楽にできました。ただ、日本人として、5分前行動や締め切りに余裕を持つなどは、意識して行動するようにしていました。
インタビュアー:東南アジアは時間に対して比較的ゆるいとされていますが、ビジネスの場ではやはりメリハリが大事ですよね。あと、コロナ禍ではアジア圏でいち早くデジタルを導入した国が、マレーシアでしたよね。そういった面では、政府の判断も早く、スピード感のある国だと感じます。

実際、紙の書類をほとんど使わないのも驚きでした。もちろん大事な契約は書面ですが、アナログなやり方はあまり見かけませんでした。


オーストラリアでは、ビジネスパーソン同士というより“人と人”としての対話が多く、カジュアルで距離の近い関係性が特徴的だと感じました。インターンの面接も、普通の「面接」というよりはお互いの人となりを探るようなフランクな会話が多かったです。実際、インターンで提携先企業の担当者と打ち合わせに行った時には、「コーヒーでも飲みながら話さない?」と言われました。日本と比べて、コミュニケーションスキルや相手との関係づくりがより大切だと感じました。

アメリカはオーストラリアと逆で、より“ビジネスライク”です。日本ではまず食事を通して関係を築くこともありますが、アメリカではすぐ本題に入り、結果重視の姿勢が強いと感じました。スタートアップで働いていることもありますが、投資家とのミーティングにへりくだることなく、自信を持ってプロダクトを紹介し、「興味があれば投資して」というスタンスでした。また、結果主義であり、スタートアップでも、結果さえ出せれば一気に成長できることがアメリカの魅力のひとつだと感じました。
インタビュアー:スタートアップで働いているということですが、どんな会社でインターンをされていますか?

今スタートアップ2社で働いていて、1社は、AIに関するテック系のスタートアップ会社で、もう1社は北米の食料品を世界に展開するマーケティング会社で働いています。1社目のテック企業はタスクベースなので、ビジネスアワーの後にやっています。もう1個の方は、時間ベースで月曜日から金曜日まで朝8時からお昼の12時まで働いています。
5. 留学を迷っているあなたへ〜現地生&修了生からのメッセージ〜

インタビュアー:最後に、留学を検討している人や、これから留学へ行く人へのメッセージをお願いします。

今私が「自分にベストな人生の選択ができた」と思えるのは、IBPでの経験があったからです。今は、将来が漠然としていても大丈夫です。何かしら海外に行って変わりたいという思いがある方は、是非一歩踏み出してみてください。きっとその先に何か見えてきます。

IBPの良さは、人それぞれ全く違う経験をされていることです。例えば大学での協定留学だと、先輩たちとやる事があまり変わらないため、期待相応の効果は得られるものの、期待以上のものを掴めることは意外とないのかなと思います。一方IBPなら、自主的に行動をして新しいことにチャレンジし、自分で道を開いていくことができます。そういった先輩方や同期もたくさんいるので、めちゃくちゃお勧めします。

今留学に迷っている人もいると思いますが、その不安自体、僕たち3人もおそらく抱えていたと思います。しかし、その環境に飛び込めば、何とかするという意識が自然に芽生えてくるので、それほど心配しなくても大丈夫かなって思います。むしろ迷っているくらいなら、IBPに挑戦した方が自分の人生を変えていける、いい時間になるのではないかと思うので、是非とも参加してほしいです。
IBP留学に少しでもご興味があれば、まずは説明会や個別相談にご参加ください。 夢への挑戦を私たちと一緒に踏み出しましょう!