留学先を変えたことが人生の転機に。IBP奨学生・後藤一也さん体験談

世界4ヵ国7大学と提携し、名門大学での学びと現地インターンシップを通して、グローバル人材に成長する留学プログラム「IBP」。ICCコンサルタンツでは毎年、グローバルに活躍したいと考える意欲的な学生向けに奨学金制度を設けています。

本稿では、IBP奨学生としてシアトル・セントラルカレッジコースに留学していた後藤一也さんにインタビュー。彼がIBPに参加して経験したこととは?

プロフィール

後藤一也

Kazuya Goto
シアトルセントラルカレッジコース修了生

大学4年時に休学し、2021年の9月からシアトルのセントラルカレッジコースへ留学。2022年の10月に帰国。インターン先の米国Amazon本社に内定をもらい、2023年現在、大学卒業に向けて鋭意努力中。

目次

大学での国際交流活動の中で留学に興味が湧いた

幼い頃から好奇心旺盛で「面白そう」と思ったらすぐに行動に移すことが多く、座学よりも課外活動で学びを深めることが好きだったという後藤さん。そんな彼が留学に興味を抱いたのは、大学生になってからとのこと。寮生活やサークル活動がきっかけになったそうです。

ーー大学入学から留学に興味を抱くまでの経緯について教えてください。

後藤さん(以下、敬称略)

僕はいわゆる「上京組」だったので、入学後は大学が運営する国際寮で生活をしていました。そこの寮生は半数以上が海外からの留学生だったので、寮にいると海外の人と交流する機会が多かったんです。

ーー入学してすぐに留学生との交流があったんですね!サークルなどは入りましたか?

後藤

いえ、入ってません。自分で国際交流サークルを立ち上げました(笑)。

ーーご自身で立ち上げるってすごいですね!どのようなきっかけがあったのでしょうか?

後藤

きっかけは、僕の国際寮での日々を、日本の同級生に話したときですね。「毎日のように海外の人と話す機会があるんだ」と話したところ「私も外国人と交流したい!」という人が多かったんです。また当時、大学内には外国人と交流できるサークルがほとんどなかったので、「自分でサークルを作ってみたら面白そうだし、留学生と日本の学生が交流できる場も増えて良いサークルになるんじゃないか」と思い、立ち上げました。

国際交流サークルの様子

ーーサークルを立ち上げたことで、より海外の人と触れ合う機会が多くなりますね。

後藤

そうですね。国際寮やサークルでさまざまな国の人と交流するうちに、どんどん留学に興味を抱き始めました。

現地企業でのインターン経験を魅力に感じ、IBPに参加

ーー留学に興味を持ち始めてから、きっと色々な留学プログラムを調べたと思います。その中からIBPを選んだ理由は何だったのでしょうか?

後藤

どうせ留学するなら、他にはない変わったプログラムがある留学を選びたい、また金銭的に余裕がなかったので奨学金をもらって留学ができるところにしたいという2つの思いがありました。その両軸を中心に探してみると、IBPは現地のインターンが経験できる点で他の留学と異なっていたし、奨学金制度もあると。僕の希望通りの留学が実現できそうだったので応募しました。Instagramの広告で見つけたときは「まさにこれだ!」と思いました。

ーーなるほど。IBPのコースは何を軸に選んだのでしょうか?

後藤

もともと映像制作の仕事に興味があったので、映像関連の授業が受けられるイギリスのウエストミンスター大学コースを志望していました!奨学金の面接でも「日本の映像は制作から放映まで同じ会社がやることが多いけど海外は工程がまったく異なるので、海外の映像制作についてとことん学んでみたい。短編映画も作ってみたい」と熱弁しました。

ーー熱弁したということは、面接で緊張はあまりしなかったんですかね?

後藤

そうですね、緊張はしませんでした。むしろ、面接官の方が僕の話を「うんうん」と肯定しながら聞いてくれていたので、話していくうちにどんどん気持ち良くなってしまいました。話し過ぎて面接時間をオーバーしてしまったくらいです(笑)。

コロナ禍で留学先を変更。優先したのは「現地で学びたい」という思い

ーーでも最終的には、シアトルセントラルカレッジコースを選択していますよね。どのような経緯で変更されたのでしょうか?

後藤

きっかけは新型コロナウイルスの感染拡大ですね。感染が広がったことで、当時ウエストミンスター大学コースの1学期はオンライン授業がメインになってしまいました。しかも2学期からの現地入りも、出発直前に判断されるという状況で。その時に「シアトルセントラルカレッジコースなら現地入りできるけどどうする?」という話をいただき、選ぶことになったんです。日本でオンライン授業を受けながら海外の映像制作を学ぶか、映像制作は学べないけど現地で海外の文化やいままで感じたことない経験をしにいくか。どっちにしようかすごく迷いました。

シアトルセントラルカレッジ

ーーそんな大変なことがあったんですね……。色々悩まれた上でシアトルを選んだ決め手はなんだったのでしょうか?

後藤

もちろん映像にも興味はありましたし、最後までめちゃくちゃ悩みましたけど、やはり僕は机に座ってただ勉強するだけの日々は嫌で「現地に行きたい」という思いが強かったんです。

ーーなるほど。行き先が変われば、専攻分野も変わりますよね。改めてどのような分野を選択したのでしょうか?

後藤

ITのコースを選択しました。「これまでとは違う経験がしたい」とも思っていたので、勉強したことのなかったITがマッチしているなーと。いざ行ってみたら、「将来はIT系の企業に進みたい」と思えるようになったので、変更して良かったなと思っています。

留学先で拍車がかかった行動力

留学先をシアトルに変更した後藤さん。留学先でも彼の行動力は衰えず、むしろ拍車がかかったそうです。

ーーでは、留学生活について教えてください。まず授業についてですが、実際に受けてみてどのような感想を持ちましたか?

後藤

日本のように先生から一方的に話を聞く感じではなく、学生と先生が積極的に議論し合う双方向的な雰囲気がとても好印象でした。授業を止めて質問をすることが普通でしたし、僕にはその方が日本のスタイルより合っている気がしました。

授業で書いたコードの一部

ーー自分の考えや疑問をその場で伝えられて解決できる雰囲気は良いですね。後藤さんも先生に質問したりしましたか?

後藤

たくさん質問しました!他にも、授業時間外にプログラミングの学習方法や、「将来IT業界で活躍するにはどうするべきか」など相談をしに行ったこともあります。とても親身になってアドバイスしてくれましたし、教授との距離も近くに感じられて嬉しかったです。

後藤さんinシアトル
現地のお友達と

ーー積極的ですね!IBP独自のプログラムにも進んで参加されましたか?

後藤

就活対策の授業や、IBP主催のマイクロソフトのワークショップなどに参加しました。中でもマイクロソフトのワークショップはめちゃくちゃ良かったですね。マイクロソフト社員の方がテクノロジー大好きみたいな人で話を聞いてとてもワクワクしたんです。それまでは、本格的にIT業界への進路は意識していませんでしたが、参加したことで一つギアがかかりました。

ーー後藤さんにとって良い機会だったんですね。他には何か活動されていましたか?

後藤

課外活動として映像制作のプロジェクトへの参加、国際交流系のサークルの立ち上げも経験しました。現地の生徒会みたいな組織にも入ってクラブ活動や学校行事の盛り上げ、マネージメントに携わったりも(笑)。

ーー学校以外での行動力もすごい!その原動力とは……?

後藤

好奇心ですね。映像制作のプロジェクトに関してはもともと興味があったのと、国際交流系のサークルは日本で立ち上げて面白かったので「シアトルでも作ってみたいな」と。海外の生徒会は、ほぼすべて学生主体で活動していると聞き「携わってみたい!」と思って入ったので。どれも楽しんで出来ました!

IBPを通して起こった、自身の変化

ーーさまざまな活動をしていく中で、きっと後藤さん自身にも変化があったのではないかと思います。いかがでしょう?

後藤

大きく変化したと感じたことは2つです。1つは留学前より、自分のことをもっと好きになれたなと感じています。

ーーなるほど!自分のことをより好きになれた理由、きっかけは何でしょうか?

後藤

自分の考えや熱意、挑戦したいことを肯定してもらえたからだと思います。留学先ではよく「将来のビジョン」について話をすることがあったんですが、皆が聞きたがるのは「この仕事に就いてどういう人たちの力になりたいのか」「この仕事をしてどんな未来を築きたいのか」という本質的な部分でした。そこを肯定してもらえたとき「こんな自分にもこれだけの価値があるんだ」と自覚できたんです。そんな経験を積み重ねていくうちに、どんどん自分を好きになりました。

現地のお友達と

ーーまさに留学したからこそ経験できたことですね。もう1つの変化についても教えてください。

後藤

学ぶ姿勢の大切さがわかって、学び続ける習慣がつくようになりました。自慢ではありませんが、留学前までは割となんでもそつなくこなすタイプでした。初めてのことでもなんとなくできてしまうみたいな。でも学校の授業の一環で、ある企業のWEBサイト制作プロジェクトに参加したとき、とてつもなくでかい壁にぶつかったんです。もう何もわからなくてどうしようもなくなりましたね。

ーー人生初の挫折といった感じでしょうか。その壁はどのように乗り越えたんですか?

後藤

とにかくがむしゃらに泥臭く学んでいくしかない!」と決意して、勉強量を増やしました。わからないことがあれば何度もクライアント(※)に足を運んで話を聞きにいきましたね。過去の自分からは想像できないほど遮二無二だったと思います。

※WEBサイト制作プロジェクトの依頼主のこと

授業で組んだプロジェクトメンバー

インターン先で、IT業界への就職を決心

IBPをきっかけにさまざまな心境の変化があったと語る後藤さんに、インターン時の話も伺いました。

ーー現地企業のインターンに魅力を感じてIBPを選んだとおっしゃっていましたが、インターン先はどうやって探したのでしょうか?

後藤

インターンを募集しているIT企業を探して、ホームページから応募したり、indeedやlinkedinも活用しました。また、現地の信頼できる友人から「この企業がインターンを募集してたよ」と教えてもらうことも。でも実際に探すとなると結構大変で。煮詰まるたびに海外経験が豊富なICC現地スタッフの方に相談に乗ってもらって、精神的な支えになってもらっていましたね。そういった過程を経て、僕はAmazon本社にインターンとして採用してもらえました。

ーーAmazonですか!? IT企業のインターンとして採用してもらえるのってすごくレベルが高いことのように感じます。エンジニアとしての経験はなかったんですよね?

後藤

なかったですし、僕よりも技術力が高い候補者はたくさんいたと思います。だから選考前は頭がパンクしそうなくらい勉強しました!採用後、担当者に聞いたところ、採用に関しては技術力だけでなく人間性も見ていたらしいんです。実際に「カズヤからはポテンシャルを感じた。だから試しに採用してみたんだ」と言われました。きっといままでの経歴や面接での話し方から、行動力やコミュニケーション能力があると評価されたのかもしれません。

後藤さんがインターンし、内定をもらったAmazon本社

ーー人との繋がりも大事なんですね。インターン先では、どのような業務に携わったのでしょうか?

後藤

配属されたのはクラウドの技術を企業に浸透させていくことがメインの部署で、僕は自動翻訳のプログラム開発に参加していました。また、社内で開催されたハッカソン(※)に参加したことは、僕にとってとても大きな出来事でした。

※エンジニア、デザイナーがチームを結成し、アイデアを出し合いながら一定期間集中的に開発を行い、アプリやシステムの成果を競うイベントのこと

ーー実際の業務やハッカソンの準備に携わってみてどうでしたか?

後藤

とても楽しかったですね。寝るのも食べるのも忘れて開発するくらいでした。日々新しい技術に触れていたので、技術革新のスピードやすさまじさについていくのが精いっぱいだったんですが、僕はそれがとても楽しくて。そのときに「自分にとっての天職は、映像制作じゃなくてエンジニアだ」と確信しました。

ーーインターン先でやりたい仕事が見つかったんですね。インターン終了後はどんな企業に就職したいなどビジョンはありましたか?

後藤

いえ、インターン中から「ここで働きたい!」と思っていたのでがむしゃらに働きました。結果、インターン終了時に内定をもらえました。僕の「ここで働きたい!」という熱意が伝わったんだと思います。

未来のIBP生へのメッセージ

IBPを通して、さまざまなことを経験した後藤さん。最後にこれからIBP奨学金で留学を考えている人達に向けたメッセージをいただきました。

後藤

留学に行く前までには「なぜIBPに参加したいのか」を明確にしておいた方がいいと思います。多くの人が留学にいくために作り上げた目標を掲げてしまいがちです。でも「それは本当に留学をしてまでやりたいことなの?」と聞きたくなります。
僕は、留学に大切なのは「熱意」や「野望」といった内なる部分から湧き出るものだと思っていて、そこが明確になると留学先での行動力にもつながると思うんです。ぜひ留学前に本音で自分と語り合ってほしいです!

もう1つ、留学中にやらない方がいいことがあります。それはコネクションづくりに躍起になること。もちろんコネクションは大事ですが、最初からそればかりに囚われていると周りから「ふらふらした人間だな」と思われてしまいます。留学中、そういう人をたくさん見てきました。コネクションが本当の意味で活きるのは、自分のやりたいことが決まり、熱意を持って語れるとき。これを忘れないで、実りある留学生活を送ってほしいです!

電話:0120-033-470

みなさんのチャレンジを精一杯サポートいたします!

筆者プロフィール

トヤカン

大学病院の正看護師を経験後、フリーライターの道へ。 看護・医療系のメディア以外にもリクルートや地域応援メディアの記事執筆も得意。

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