【休学留学インタビューvol.1】英語力がつくまでは大変だったアメリカの大学授業

1年間休学して留学を果たした大学生をインタビュー

ICC国際交流委員会で実施している「IBPグローバル留プログラム」を経験した学生に、留学経験についてインタビューを実施しました。

インタビュアーは、同じくIBP留学を経験した山本悠佳さん。

全12回にわたり、【休学留学インタビュー】というタイトルでインタビューを連載していきます。

第一回目のインタビューは、アメリカシアトルのBellevue Collegeへ留学した野々山遥さんにお話をお伺いしました。

 

現地で対話イベントを主催


野々山さんはBellevue Collegeへ留学されましたが、留学することに不安はありませんでしたか?


留学に行きたい、という気持ちが強かったのであまりなかったです。もともと卒業が延びる伸ことに抵抗はなかったので、「せっかくならやりたいことを」という考えでした。


野々山さんは「Human library」という対話イベントを開催したそうですが、どういう内容ですか?


「人を本に見立てて、対話を通してマイノリティを知っていく」というイベントです。世界では70カ国以上で実践されていて、日本でも開催されています。大学で先輩たちが実施していて、私自身もやってみたいとずっと思っていました。
授業でこの運動を紹介したところ、賛同してくれる友人がいてチームを結成することができました。


実際に形にするまでどのくらいかかりましたか?


現地に到着して1ヶ月後には活動を始め、すぐにFacebook Pageを開設しました。その後リハーサルを経て、本番を迎えました。企画の期間は半年間ほど。


どんな苦労がありましたか?


先生に「クラブを作らないと学校のスペースは貸せない」と言われ、まずはクラブを作るところから始めました。何よりも説明するのが大変でした。留学して2ヶ月目だったのでまだ英語にも慣れていなくて。また、身内だけでリハーサルをしたのですが、思っていた以上に人が来てしまって(笑)本来は少人数で行うイベントなので、少し大変でした。ゲストスピーカーの依頼も、電話しても折り返しがなかったり、直前にキャンセルされてしまったり…ハプニングだらけでした。


大変だったんですね。結局イベントは成功しましたか?


チームメンバーとうまくタスクを割り振っていたので、なんとか開催することができました。よくカフェテリアで仲良くしていた友人たちも来てくれて、彼らに「すごくいいよ!この活動を続けるべき」と言ってもらえたのが嬉しかったです。イベント後に回収したアンケートでも9割以上が「継続的なイベントにするべき」と答えてくれて、感動しました。海外の人をどう呼び込むのかなど苦労は尽きませんでしたが、最終的には地元の広報誌(Jungle City)から取材依頼があり、多くの人に知ってもらえることになりました。

その時の記事がこちら!

 

Excitingな学校生活、そこで得られるものとは


学校では「APISA(Asian Pacific Islander Student Association) 」という組織のイベントリーダーとして活動したそうですね。留学生では初のリーダーを任されたとのことで、苦労はありましたか?


様々なイベントを開催し、運営する組織だったのですが、私は「Project福島」という震災イベント等を行いました。もとから在籍していたサブリーダーの友人のおかげで続けられたな、と感じています。苦労はしましたが、色々な国籍の人と関われるのでとても楽しかったです。日本人だけど海外育ちなど、皆バックグラウンドが異なっていて、魅力的な人ばかりでした。
準備段階から多国籍な人と関わることができ、日本では絶対にできない体験でした。お互いを尊敬しあうことの大切さを学びましたし、話し合いは特に大事で、いつも活発に意見が交わされていました。多国籍の人たちのなかで仕事をする楽しさと、プロジェクトを進行させていく経験ができました。

APISA公式Facebook


学校の授業では「Sex and Sexualityの授業」が印象的だったそうですが、どんな授業でしたか?


もともと興味のあったsexualityに関する授業を受けたのですが、初めは「なんだこのクラスは……」という印象でした。というのも、先生も独特で、クラスの子も変わった子が多かったからです。


どうして受けようと思ったのですか?


日本ではあまりオープンに学べる内容ではないからです。私はLGBTQに焦点をあてていたのですが、実際の授業の幅はもっと広かったです。課題も、自分で実際に足を動かして当事者の話を聞きに行くなど。綺麗事だけではない授業で、生徒も真剣に意見交換をしていました。これはやはり日本では体験できない内容だと思います。大変でしたが、それだけの価値はありました。
日本人が一人だったので、授業についていくのが大変でした。課題は毎日20ページほど読み込んで来て、カードにまとめ、それを提出する。でも、先生が優しかったのでなんとかやっていけました。3期目の授業である程度英語力がついたので、それからは少し楽になりました。

 

悩むより、まずは行動を。


留学に行くことを迷っているなら、まずは行動するべきだと思います。先のことなんて誰もわからないから。私もよく悩みますが、結局悩んでても解決しないことに気がつきます。例えば、留学で何を得られるのかなんて、分からないのが当たり前。英語が全く出来なかったのに、帰ってくる頃にはTOEICで900点を取ってしまう、なんて子もいました。行ってみないと何が起こるのか分からないと思います。迷っているならば、とりあえず挑戦を。留学先には知らないものがたくさん待っているから、きっと楽しいと思います。何事も自分次第。

 

インタビューを終えて


野々山さんとお話をしていて、一貫性、軸のようなものを感じました。「やりたいことをやっているだけ」という野々山さんですが、ぶれない意志があるように感じます。留学では野々山さんのように行動力のある方がとても多く、刺激になることは間違いないです。彼女もまた、そのような仲間から影響を受けた、と話していました。

ぜひ、あなたの道をあなたの足で歩んでみてほしいな、と思います。

ABOUTこの記事をかいた人

山本悠佳

アメリカにあるベルビューカレッジにIBPを通じて1年間留学。IBP留学第50期生。 体を動かすことが好きで、留学中にはスカイダイビングやカラーラン、フラッシュモブ、チアリーディングなどを経験しました。好奇心旺盛な大学生です。同じIBP留学を経験した尊敬する友人たちへのインタビューが、留学を考えている方に少しでも役に立てば嬉しいです。