留学は自分を変える大きなチャンス!

留学をしようと思ったきっかけを教えてください。

海外旅行などをする中で海外に興味を持ち、小さい頃から海外に住んでみたいという憧れを持っていました。なので自然に大学生くらいでは留学しようと考えていました。高校にした理由は、小中高一貫校での狭い世界から飛び出して外を見てみたいという好奇心と、大学での留学に多いと聞いていた一年留学では短いという思ったからです。3年間留学できて、新しい世界に飛び込める高校留学がとても魅力的でした。

留学時代に印象に残っていることはありますか?

ホスピタリティの授業が一番印象に残っています。違う学校から集まったクラスメイトと一緒にコーヒーを作ったり、カクテルを作ったり、料理をしたり、本当にいろんな実技を学べて楽しかったです。かなり本格的にホスピタリティを学べたことはとてもいい経験になったと思います。

また、サッカーが大好きなホストファミリーと一緒に毎週のようにサッカーの試合を見に行ったのも良い思い出です。それまでサッカーを見たことがなかったのですが、見るうちにルールを覚えましたし、寒い日にココアを飲んだりミートパイを食べながら試合を見るのがとても楽しかったです。

日本の学校との違いを感じたことがあれば教えてください。

日本との違いは自分の興味関心にもとついて自由に教科を選べるところです。英語と数学以外は本当に自由で、学校にもよりますが、日本にはない教科がたくさんありました。たとえば、栄養学、ドラマ、プログラミング、ホスピタリティ、ビジネスなどです。どれも実技が多くあり、ドラマではみんなの前で1人で自分の書いた脚本で演技をしました。とても緊張したのを今でも覚えています。また、上級生では空きコマを作ることができ、そこでなるべく課題を終わらせていました。

Jazz Bandとして参加したコンサート

ホストはどんな方でしたか?もしホスト変更していたら、印象に残っているホストについて教えてください。

一番印象に残っているのは、ホストマザー、ホストファザー、ホストシスター、ホストブラザーの4人の家族にお世話になった時です。トビーという名前の犬も一匹いて、とてもかわいかったです。夜はみんなでご飯を一緒に食べて、テレビをみたり、たまに映画館に映画をみに行ったりして、家族の一員として迎えてくれました。日本語を教えたり、オーストラリアのスラングを教えてくれたりしながらたくさん会話をして仲良くなることができました。

高校卒業後の進路はいつ頃、どのように決めましたか?

12年生(高校3年生)の日本の春頃に日本の大学の募集を見ながら段々と決めていきました。コロナで日本の大学にあまり受験できるところがなかったのでオーストラリアの大学との同時受験を決めました。たくさん悩んだのですが、日本の大学を第一希望にしたのには将来の就職を日本でしたいという思いが強かったためです。

大学での選考や科目について教えてください。

現在は立命館大学のグローバル教養学部に在籍しています。この学部では、哲学、歴史、社会科学、プログラミング、文化人類学など幅広い分野の選択肢があって、自分の関心のある授業を分野関係なくとっています。この学部のカリキュラムにしたがって、3回生ではオーストラリアに行って国際政治学や地域研究を中心に勉強する予定です。

ICCのサポートで良かったと思うことがあれば教えてください。

アドバイザーさんには、定期的に学校にきて面談をしてくださったり、困ったことがあったらラインや電話で相談に乗ってくださったり、すごくお世話になりました。親がいない外国での生活でもアドバイザーさんのおかげで安心できました。学校の先生と交渉・相談しないといけない時も私の味方としてサポートしてくださって、私のためにどうしたら一番いいのかをいつも考えてくださいました。

高校留学を通して変わった点や成長したなと感じる点はどんなところですか?

自分に自信がついたし、楽観的に考えられるようになりました。大抵のことはなんとかなる、というマインドを持つようになりました。また、他人に頼る前に、自分である程度のことは解決して生きていけるようになったと思います。周りの方からも、しっかりしているね、とよく言われるようになりました。

パーティーで留学生担当の先生と

友達と放課後にカフェで寄り道

今後の目標やゴールがあれば教えていただけますか?

現在の目標はやりたい仕事を見つけることです。やりがいがあって自分らしく働ける仕事を見つけて、留学で得た挑戦する勇気を持って飛び込んでいきたいと考えています。

これから留学したいと思っている人たちへ、メッセージをお願いします。

留学は自分を変える大きなチャンスです。知らない環境、新しい環境に飛び込むことは必ず自分を成長させてくれます。また、留学は自分自身をよく知る機会にもなります。自分がどんな人なのか、全く違う価値観と育った環境をもつ人たちに囲まれているとその差から自分がどんな人なのか見えてくると思います。この自分のことをよく知ることは自分を成長させるためにも、人生においての大きな選択をする上でも大切になってくると思います。
留学を考えてるみなさんにとって、留学がどんなものか想像できないことは不安だと思います。ただ、一つ言えることは留学は一人一人の経験だし、それがどんなものかは行った人にしかわからないし、行ってからの自分にかかっています。どんなものだろうと想像してもきっと想像を超えた経験が待っています。想像できない未来への不安を最早楽しむくらいの心持ちをもっていただけたら、きっと留学をわくわくした気持ちで待てると思います。あとは、ひとつ目標を持っていくことをおすすめします!

2020年卒業式で留学生のみんなと一緒に