娘の自立と成長!経営学部進学のきっかけとなったカナダ留学

留学をしようと思ったきっかけはなんですか?

中学3年生の頃、中高一貫校に通っていた娘は進路に悩んでいました。そのとき「海外で学ぶ」という選択肢を自ら提案しました。家族で留学エージェントや各国の教育制度を調べ、ICCのテストを受験。オーストラリアやニュージーランドも候補に上がりましたが、教育水準の高さや多文化社会で人種差別が少ない環境という点からカナダを選びました。高校1年の夏に出発し、高校3年の夏に卒業するまでの2年間、現地の高校で学びました。

不安・心配だったことはありますか?

出発前は、ホームステイでの共同生活や英語力の壁(当時は英検3級レベル)が一番の心配でした。特に、外国人家庭の中で生活リズムをうまく合わせられるか、授業についていけるかが不安でした。しかし、空港でホストファミリーと笑顔で並ぶ写真が届いたとき、少し肩の力が抜けました。

カナダの高校の勉強について教えてください

カナダの高校は、日本の大学のように科目を自分で選択できます。娘はマーケティングの授業を受けたことをきっかけに経営学部進学を決意しました。また、「カフェ」の授業では実際にコーヒーを淹れたり、接客やメニュー開発を学ぶなど、実践的でユニークな授業もありました。
冬期は雪で学校が休校になることも多く、その間はYouTubeで好きなジャンルの動画を見て英語脳に切り替える工夫をしていました。日本人の先輩や先生のサポートを受けながら、日々の勉強のコツを学び、授業への理解も徐々に深まっていきました。また、授業のたびにクラスが変わり、他国の留学生やカナダ人と交流する機会が多かったことも、刺激となり成長につながったようです。

留学中の印象的なエピソードを教えてください

最も印象的だったのは、帰りのスクールバスを逃してしまい、近所の友達と一緒に2時間以上歩いて帰った出来事です。おしゃべりをしていたのであっという間だったそうですが、後から安全ではないルートだったことがわかり、無事に帰ってきたときは心から安堵しました。
また、日本にはない学校行事も新鮮でした。特にプロムではお気に入りのドレスを着て食事やダンスを楽しみ、映画のような時間を過ごしました。卒業式はサーキット場で開催され、免許を持つ生徒は自分の車で会場入り。青空の下で名前が呼ばれると拍手やコールが起こる、賑やかで温かい雰囲気の式でした。

留学して成長したなと感じたことはありますか?

卒業式の日、ステイ先から2時間かけて一人で電車を乗り継ぎ、空港まで迎えに来てくれた姿を見て、異国の地での逞しさと自立を強く感じました。娘は留学を通して、自分の考えや意見を相手にしっかりと伝える表現力も身につけました。この力は大学受験の面接でも大いに発揮されたと思います。また、留学前は不安だった私たち親も、娘の成長に感化され、娘を信じて応援できるようになり、良い意味で子離れできたと感じています。

高校留学させてよかったですか?

間違いなく「はい」です。高校生のうちに海外での生活や学びを経験することで、視野が大きく広がり、その後の進学や将来の目標に良い影響を与えます。異文化理解や自分の考えを持つ力は、日本にいたままでは得られない大きな財産になりました。早い段階で多くの経験を積むことで、将来の選択肢も広がり、グローバルな視点で物事を考えられるようになったと感じています。

ICCで良かったこと

ICCのサポートには、親子ともに大きな安心感と心強さを感じました。現地スタッフから定期的に送られてくる写真やメッセージは、娘の日常が詳しくわかる内容で、何週間おきかに娘との面談を行い、その日の出来事や体調などをメールで報告してくれる体制がありました。体調が優れない時もこまめに連絡を取り、必要なサポートをしてもらえたことは、本当に助かりました。
また、ICCの現地イベントやホームパーティに参加することで、学年や学校を超えて留学生同士の交流ができたことも貴重な経験でした。他の留学エージェントの友達もいましたが、ICCほど密に連絡を取り合い、きめ細やかなサポートを受けられるところはなかったと感じています。日本人スタッフが現地に常駐していることで、授業や学校生活で困ったことがあればすぐ相談でき、精神的にも安心できました。こうしたサポートのおかげで、娘は自立心や自己表現力を身につけ、留学生活をより充実させることができたと思います。

これから留学を考えている人へのアドバイス

「気持ちを強く持って、前へどんどん進んでください」。初めは不安でも、挑戦し続けることで必ず新しい世界が開けます。授業や学校行事、日常生活の中でたくさんの経験を積むことが、将来の自分を支える大きな力になります。海外での経験は、学びだけでなく人間関係や自己成長、視野の広がりにもつながります。