カナダでは9月に新年度が始まり、6月に年度が終わります。そして卒業式も年度が終わるこの時期。ICCからは今年6人の学生がカナダの高校を卒業しました!皆さんご卒業おめでとうございます!そこで今回はカナダの卒業式に関連する文化や行事をお伝えしていきます。

目次

①卒業に向けた準備やイベント

・カナダの卒業アルバム

・海外の学校といえば「プロム」!

②日本と異なるカナダの卒業式

・将来の夢や感謝のメッセージが読み上げられる

・みんなの憧れ!ガウンと帽子!

③ICCから卒業生へのメッセージ

卒業に向けた準備やイベント

卒業式当日を迎えるまでにも、最終学年の生徒を対象としたイベントなどが行われます。最終学年の生徒は卒業に向けてどんなイベントや準備を行うか見ていきましょう!

カナダの卒業アルバム

カナダの卒業アルバムでは、卒業生用のガウンを着た写真を掲載していることが多いです。年が明けた1月頃から順番に撮影が行われますが、卒業生のガウンを着た写真を撮影するのはプロのカメラマンです。授業のコースの一つに”yearbook course”という授業を設けている学校があり、履修している学生は、学校の各種イベントなどを見学し、撮影係として学生の活動記録を撮影していきます。こうして撮影した写真をアルバムにまとめあげる作業もまた授業で行う学校もあるため、まさに学生の手で作られた思い出溢れるYearbook(卒業アルバム)の完成です! 過去のICC生にも、一眼レフのカメラを使って、ボランティアとしてバスケットボールや野球の試合観戦をしに行き、撮影していて学校へデータを提供している学生もいました。

海外の学校といえば「プロム」!

海外ドラマや洋画でも目にしたことがあるプロムやドライグラッド、またはグラッドクルーズ(卒業生でクルーズ船に乗ってお祝いします)と呼ばれるような卒業をお祝いするイベントが各学校で予定されています。学校によってはプロムに参加できるのは12年生(高校3年生)だけ、または12年生が招待した場合のみ11年生(高校2年生)も参加可能、などのルールあがります。11年生が参加できる場合でも、ドレスは膝丈のもにするなど、主役の12年生への気遣いが感じられるようなルールもあるようです。女の子の学生はお姫様のようなドレスを着て、男の子はスーツ姿で、これまでの幼稚部(5歳)から12年生(17歳)まで13年間の義務教育の終了を盛大にお祝いします!中にはリムジンを手配し、仲の良い友達と一緒にパーティー会場へ行くという忘れられない思い出を作る学生もいるようです。仲の良い同性の友達と参加する学生、また、中には「プロムポーズ(プロム+プロポーズ)」を計画し、花束を持ってガールフレンドに「一緒にプロムへ行ってください!」と他の学生の前でお願いをしたりして、一生の思い出を作る努力をしている現地生も多いようです。「今日、3回もプロムポーズ見ました!」と学生から聞いたこともありました。留学生もせっかくの機会なので、一生の思い出に残る時間を過ごしてもらいたいといつも思っています。

日本と異なるカナダの卒業式

日本とはまるで異なるカナダの卒業式。海外のドラマなどで見たこともあるのでは?どんなところが違うのか、皆の憧れのガウンを着て帽子を投げるあのイベントは行うのか?みていきましょう!

将来の夢や感謝のメッセージが読み上げられる

日本では学校で卒業式を行うことが多いですが、カナダの卒業式は学校により開催場所が異なります。地元の大学施設やイベント会場を借りる学校、教会を借りる学校などが多いです。時間も昼間開催する学校、夜から開始する学校など様々です。通常このような式典ではカナダの国家(O Canada)を斉唱し、その後、校長先生、教頭先生の挨拶に始まり、PACと呼ばれる保護者へのこれまでの協力のお礼などが話され、いよいよ苗字のアルファベット順に名前を一人ひとり呼ばれます。そして、「ICC太郎(学生名)、太郎はこの留学という機会を設けてくれたご両親に感謝しています。彼は卒業後は、カナダのX X大学へ進学し、将来は自分で起業することが夢です。この2年間、本当にありがとう!」のように卒業式用に各学生がコメントを提出し、それが全員の前で読まれます。ガウンを着た卒業生が入場してくるシーンは感動です!在学中の功績を讃えられますが、「ICC太郎くんはAAA大学、BBB大学、CCC大学から入学オファーをもらい、加えてそれぞれから総額で奨学金800万円相当を受けています」といったような発表を行う学校もあります。カナダでは大学受験はなく、高校の間にいかに日々の授業を大切に取り組み努力したかの成績で大学の合否が決まります。希望する大学からの入学許可に加えて奨学金を受けるというのは、高校生活における学習面での努力を各大学から認められらという大きな功績です。

なお、ICCではサポート内容に「進路・進学サポート」も含んでいます。高校留学していた国の大学に進学する学生もいれば、日本の大学に帰国進学する学生、別の国の大学に進学する学生など様々です。もし将来の希望の進路が決まっている場合、無料個別相談の際に是非ご相談ください。

皆の憧れ!ガウンと帽子!

ガウンと帽子はレンタルをします。ガウンは黒、青、緑など学校のカラーに合わせて異なります。よく映画で見る帽子を投げる学校と、帽子についているタッセルを右から左へ移動させることで高校過程を修了とみなされる学校とあるようです。卒業式の最後に全員で帽子を投げる、またはタッセルを右から左へと移動させる姿はとても凛々しく、涙が出るほど感動します。洋画でよく見られる、帽子を空中へ投げるシーンもまさに絵になる瞬間です。通常卒業式のある時期は天気も良く、卒業式の後、ガウン姿の学生達が会場の外でガウン姿で記念撮影をしながら、友達との最後の別れとなる時間を過ごしています。

ICCから卒業生へのメッセージ

卒業生の皆さん、改めてご卒業おめでとうございます。ここで皆さんの高校留学をずっと見守ってきたICCのバンクーバー現地マネージャーより、皆さんにメッセージをお送りさせていただきます。

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。留学スタート当初は大きな不安とスーツケースを抱えてカナダへ渡航し、ホームステイ先でもファミリーと仲良くやっていけるのか?など心配なこともたくさんあったと思います。長い人生、不安に感じてしまうことはたくさんあります。まだまだこれから皆さんが経験したことのない困難に立ち向かうことも多々あると思います。そういう時こそ思い出して下さい。「とにかく考えすぎずにやってみる」ことが次へつながります。うまくやってみようとしなくて良いのです。「とにかくやってみる」この一歩を進めることが出来れば、次の一歩が見えてきます。躓くこともありますが、立ち上がれば良いだけです。留学を最後まで修了させたように、「諦めない」気持ちが大切です。人生はこの繰り返しです。保護者の側を離れて、勇敢にも一人で異国での留学を決意した皆さんなら、なんだって挑戦出来ます!皆さんのこれまでの大きな成長は私たちI C Cスタッフ一同にとっても大きな励みと希望でした!皆さんの今後の大学生・社会人としてのご活躍を心より応援しております!

 


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