毎回好評を頂いている、留学先での人気選択科目を紹介。今回はカナダ編です。海外ならではの選択科目の詳細をご紹介します。

人気の選択科目 その①ダンス

カナダ・ブリティッシュコロンビア州の高校で人気のある科目をいくつかご紹介します。まずはダンスです。ダンスの授業の受講方法は大きく分けて二つあります。一つは選択科目として受講する方法です。この場合、追加での授業料は発生しません。学校によって、セメスター制(1セメスターは5ヶ月間で、その間に最低4つのコースを受講します)で受講するのか、またリニア制(1年間かけてコースを受講する)で受講するのかは異なりますが、定期的にダンスの授業を受けることが可能です。

もう少し、本格的にカナダでダンスに挑戦したい!という場合は、ダンスアカデミーに参加することも可能です。ダンスアカデミーを希望する場合は、事前に学生のスキルレベルを証明するためのトライアルが必要になる学校もあります。日本から、指定されたダンスパフォーマンスを録画して提出を求められる場合もあります。ダンスアカデミーは、追加での費用支払いが必要となりますが、前述のように選択科目のひとつとして受けるよりも、ダンスをする時間は多く、また求められるスキルレベルも高いです。学校によっては、ダンス専門の講師を学外から招待して練習する場合もあるようです。ダンスの科目選択やダンスアカデミーに参加する学生は年々増えていて、学期末のパフォーマンスでも盛り上がっています!今までダンスに興味が無かったという学生も、発表会で他の学生が楽しそうに踊っている姿を見て「私もダンスの授業をしようかな…」と影響を受けて始める学生も増えています!

人気の選択科目 その②ドラマ

現地で人気のあるもう一つの科目がドラマまたはミュージカルシアターと呼ばれる授業です。これらの科目は発表会等もあるため、得られる達成感は半端ないようです!が、その一方、留学して直ぐの時は、突然「街中を歩いていて、スマホを家に忘れてきた人」を表現して下さい!と言ったようなパフォーマンスを即興で行う練習もあるようで、「何を求められているかわからない」「突然英語で指示を受けて、パフォーマンスをするなんて無理!」と思う学生も少なくありません。過去にも受講はしたけれど、授業に行くのが苦痛で…と授業変更をした学生も数名いました。ですが「間違えたっていいや!」「笑われたって気にしない!思い切って楽しむぞ!」と気持ちを切り替えて、思い切りパフォーマンスをした学生は「Go! Midori!!Nice job! 」と現地生からも人気が出て、どんどん英語の輪に入って、楽しんでいました。

今年のミュージカルシアターでは男子学生も参加し、学期末の発表会で見事に自らの役を全うしていました!

パフォーマンスを通して英語圏の文化を学ぶ

今回ご紹介した科目はどちらもパフォーマンスや表現を求められる授業です。日本の高校にも最近はダンスや演劇に力を入れている学校も増えてきているようですが、英語圏で、日本とはまた異なった視点からのパフォーマンスの世界に足を踏み入れてみるのも、きっと楽しいと思います。3年ほど前に「英語が全くわからないけれど、やってみたい!」とドラマの授業に挑戦した学生がいました。彼女は、授業で先生に指示を受けても何を求められているかわからなかったけれど、隣の友達に「Sorry. I don’t understand. Could you help me?」とお願いしながら、学期末の発表会まで頑張り通しました。

これらの授業に共通しているのは、単に「ダンスが上達する」「演劇がうまくなる」と言うだけではなく、自らの考えを「表現する手段」としてダンスや演劇が存在すること。日本人は時々「自分を表現するのが上手ではない」と指摘されることがありますが、海外の人たちはダンスや演劇などのパフォーマンスを通じて、自己表現したり、より普段の表情などが豊かになったりすることを楽しんでいる文化的な背景もあると思います。

このように、海外では日本で選択できない興味深い選択科目がたくさんあり、自分の興味に合わせて色々チャレンジしていけるのが、高校留学の大きな魅力でもあります。英語力に捉われず、表現の世界に挑戦して、忘れられない高校留学の思い出を作ってみてはいかがでしょう。ブログを読んで興味を持った方は、是非一度無料個別相談や無料セミナーにお申込みください!