今回は留学生に大人気のオーストラリアならではの科目、アウトドア・エデュケーションについてお伝えします。

科目選択

オーストラリアの高校は選択科目が多いのが特徴でもあり魅力です。州・学年によりますが、一番選択科目が多く履修できるビクトリア州では、11年生(高校2年生)以降は留学生向けの英語が必須であること以外は、すべて好きな科目が履修できます。空き状況、時間割にもよりますが、数学など、苦手な科目があってそれ以外の得意科目の履修に注力したい!あるいは、アートなど特定の科目が得意、好きでさらに能力を伸ばすために没頭して学びたい!という学生などにはとても向いています。
 学校の時間割はそれぞれアカデミックな科目を履修したい学生の傾向、アートが好きな学生の傾向などに沿って組まれていることが多いようで、それにぴったり当てはまると希望の科目が時間割で重なってしまうことも少ないようです。クイーンズランド州、サウスオーストラリア州ではY11になっても英語の他に数学も必修があるため、完全に数学から逃れることは出来ませんが、その代わりにこの二つの州では職業訓練に直結するような科目も履修できるケースがあります。詳細はそれぞれの州が定める単位の履修方法に絡みますので、今回は省略しますが、地域性など、エリアに関する希望だけではなく、どのようなことを勉強したいのかもある程度決まっていると、留学におすすめな州が自ずと決まってくることがあります。高校1年生にあたるY10では将来を検討できるように様々な科目の基礎を用意していることが多く、この間にこの後のY11、12、もしくは大学で学習したい内容を絞り込めるような科目が揃っています。

オーストラリアらしい科目、アウトドア・エデュケーション

オーストラリアに留学に来ようと考えている学生の多くが、学んでみたい!と興味を持っているのがアウトドア・エデュケーション。オーストラリアと言えば日本と違った壮大なスケールの自然や、サーフィンなどマリンスポーツが出来る海、オーストラリア独特の固有動物について学びたい!知りたい!と考えて留学先として選んでくる学生も多い留学先。それら、様々なオーストラリアの国の魅力に触れることができるのがこのアウトドア・エデュケーションになります。外に出て様々な環境で新しい事に挑戦したり、体を動かすことが好きな学生にはたまらない科目のようです。
 この科目は単に様々な活動をするだけではなく、これら屋外活動を通じて、地域の自然、エコロジー、サステイナビリティを理解する目的を持っています。屋外環境での安全を理解すること、その技能を習得することも目指しているためアウトドアのアクティビティが必須となります。アウトドア・アクティビティとして行うのは、季節により異なりますが、サーフィン、スノーケリング、キャンプ、マウンテンバイクなどがあります。こういった活動を通じてクラスメートとも仲良くなる機会が多く、キャンプの際には夜にガールズトークで盛り上がった女子学生の話なども聞いたことがあります。とても楽しそうですよね。

アウトドア・エデュケーションの注意点

履修をする場合の注意点としては、この科目でアクティビティが予定されているときには、もちろん時間割内の1−2時間では活動が出来ないので、その日は他の授業を欠席することになるという点。日本では少し考えにくいかもしれませんが、この授業を受けるためにそれ以外の授業を欠席せざるを得ないようなスケジュールが組まれる事もあるのです。さらに休んだ授業は公欠扱いにはなりますが、欠席した授業の内容は自分でしっかりと補う必要があります。課題・宿題があったときには自分で先生に確認しなくてはなりません。休んだからと言って提出期限が延びることもありません。時には欠席連絡もきちんと学校のシステムに反映されていないこともありますので、自ら先生に欠席連絡・休んだ分の授業内容確認などが必要になります。こういった自己管理、スケジュール管理も求められることもしっかりと理解しておいた方が良いでしょう。
 また、この科目参加に当たってそれぞれの水泳技能なども聞かれることがあります。オーストラリアの学生は小さい頃から常に水辺で遊ぶことが多いため、水泳教室にしっかり通っていることも多く、かなり泳げて、深い海にも素潜りできる学生も多いです。履修前に水泳技能で履修できるかどうかが決まることはありませんが、授業が始まってから、水泳にも自信がある学生さんの方がアクティビティの幅が広がることは間違いないと思います。さらにこの科目は現地学生にも人気なので、科目選択があっても必ず留学生も履修できるとは限りません。留学時期により履修できなかった生徒さんもいました。

日本とは異なる環境での学習となり、注意すべき点はあるものの、せっかくの留学先で新たな挑戦をしたり、こういった機会を通じてお友達を増やす絶好のチャンスでもあります!なにより、楽しみながら授業に参加できるって良いですよね!

いかがでしょうか。オーストラリアへの 今からでも来年出発の留学が可能ですので、ぜひお気軽に無料個別相談や無料セミナーにご参加ください!