G’day mate! こんにちは、ジュンナです🐨。
前回のブログでは、日本での就職を決めた理由や、就活準備でどんな壁にぶつかったかをお話ししました。今回は、実際に私がどんな企業に応募して、どうやって内定を得たのか、海外からのオンライン就活のリアルをお届けします。
当時はコロナ禍まっただ中。すべての選考がオンラインで進み、対面での説明会は数回で面接自体は全てオンラインでした。内定獲得の大きなきっかけとなったのが、「海外大卒枠」の活用です。一般採用とは異なるフローや評価ポイントがあり、海外在住者向けに用意されたこのルートが、私の就職活動の突破口になりました これから就活を控える方や、海外大から日本就職を目指す方の参考になれば嬉しいです!
目次📌
- どんな企業に応募した?
- オンライン選考の流れ|説明会〜最終面接まで
2.1 現地就職はハードルが高い?!
2.2 現地就職はハードルが高い?!
2.3 日本が恋しくなった…🌸 - 「海外大卒枠」の活用方法と特徴
1. どんな企業に応募した?
就活を始めた当初、正直どんな業界が向いているのか、自分が何をしたいのかもはっきりしていませんでした。そこで私はまず、「海外大卒」という自分のバックグラウンドが活かせそうな企業を中心に、さまざまな業種・職種に幅広く応募していきました✍️
たとえば、以下のような業種の企業にエントリーしました:
● グローバル展開している大手メーカーや商社(総合職)
オーストラリアに住んでいた頃、スーパーや街で走っている車など、生活のあらゆる場面で日本ブランドの商品を目にしてきました。「日本で作られたものが、こんなにも世界で受け入れられているんだ」と感じる場面が多く、それをさらに広げる仕事ができたら面白そうだなと思ったのが興味を持ったきっかけです。
● 外資系コンサルティング会社
オーストラリア大に通う友人や、ボストンキャリアフォーラムという海外大卒が多く出席する就活イベントで卒業後にコンサルや外資系企業を目指していた人と多く会ったこともあり、「グローバルで働く=かっこいい」「成長できそう」というイメージを自然と持つようになりました。スピード感がありそうな職場環境で切磋琢磨しながら成長できる環境があるという印象でした。
● IT・SaaS業界のベンチャー企業(営業/カスタマーサクセス)
SaaS業界は、教育・医療・地方活性など社会課題の解決にもテクノロジーで貢献できる点が魅力でした。当初「IT=冷たい」イメージがあった私にとって、人の暮らしに寄り添う仕組みを支える存在として関われるのは新鮮で、応募するきっかけになりました。
● ディベロッパー
他にも、ディベロッパーにも興味がありました。というのも、オーストラリアの街づくりに日本の企業が深く関わっているのを実際に見たことがあり、そのスケール感や影響力の大きさに魅力を感じたからです。
応募先を広げた一方で、選考を受ける中で自分の強みや価値観、働きたい環境が少しずつ見えてきました。どの業界であっても共通して重視したのは、「自分の海外経験や英語力を理解し活かせるか」「会社の雰囲気や価値観に共感できるか」という点です。最初は業界や職種の垣根を越えて幅広く応募することが必要でしたが、選考の経験を重ねるうちに、自分に合った環境や仕事のスタイルが明確になり、自然と応募先も絞られていきました。
2. オンライン選考の流れ|説明会〜最終面接まで
私の就活はちょうどコロナ禍の真っただ中にあったため、すべての選考がオンラインで行われました。対面の説明会は数回ありましたが、面接はすべてリモート。初めてのオンライン就活に戸惑いながらも、工夫しながら進めていきました。
2.1 説明会の情報収集と参加

まず就活初期で最も重要だったのが、情報収集と企業説明会への参加でした。日本国内の学生に比べてキャンパス内での情報交換が少ないため、私は主に以下のような方法で企業情報を集めていました:
- 就活ナビサイト(リクナビ・マイナビ・ONE CAREERなど)
- 大学の日本文化交流サークルからのウェビナー案内
- ボストンキャリアフォーラムの公式サイト
特に、ボスキャリの公式サイトには、海外大生をターゲットにした企業情報が多数掲載されており、出展企業の説明会や座談会の案内も豊富。海外大生向けの求人や「海外大卒枠」での選考情報がまとまっていたため、情報の精度と信頼性が非常に高かったです。実際に面接があるのはアメリカ・ボストンでの対面開催なので、それまでにオンラインで色んな企業に触れてみるのがおススメです!
2.2 エントリーシート(ES)・Webテスト
説明会で興味を持った企業には、エントリーシート(ES)を提出しました📄。ESでは、自分の経験を限られた文字数で、分かりやすく・魅力的に伝える力が求められます。特に「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」や「自己PR」では、海外大での学びや異文化体験をどう日本企業に伝えるかに悩みました。
英語での論文やプレゼンには慣れていても、日本語で自分の強みを論理的に書くのは別の難しさがありました。初めは「これで伝わるのかな?」と不安でしたが、先輩や友人に添削してもらいながら改善を重ねることで、少しずつ自信がついてきました。
内容面では、「文化の違いを乗り越えてチームで成果を出した経験」や「異なる価値観の中で自分なりに工夫した学びの姿勢」など、留学生活ならではのエピソードを具体的に盛り込むよう意識しました。“海外にいただけ”ではなく、“その中で何を考え、どう行動したか”を伝えることが大切だと感じました。
また企業によっては、英語でのES提出を求められるケースもあり、日英両方の自己分析や職務理解が必要になることも。内容がブレないよう、常に「自分はなぜこの会社を志望しているのか」を軸に置いて書くように心がけました。エントリーシートは、単なる書類ではなく「自分のストーリーを伝えるチャンス」でもあります。何度も書き直しながら、企業に「会ってみたい」と思ってもらえるよう、丁寧に仕上げていきました。
2.2 一次〜最終面接
書類選考を通過すると、いよいよ面接フェーズに突入です! 私が受けた企業の多くは、書類選考/一次面接→二次面接→三次面接→最終面接という流れで、すべてオンラインで行われました。使用されたツールは、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetなど様々で、企業によっては独自の面接システムを使う場合もありました。
一次~三次面接では、現場社員や若手の人事担当者と個人面接を行うことが多く、主に自己紹介や学生時代の取り組み、志望理由など基本的な質問が中心でした。また、海外大卒枠に応募した際の面接は、海外大卒の現場社員の方と話すことが多く、留学あるあるなどより話が盛り上がったのを覚えています。
最終面接になると、部長や役員クラスの方とお話しすることが増え、「なぜこの会社なのか」「将来的にどんなキャリアを築きたいか」など、より深い視点からの質問が多くなりました。緊張感はありますが、最後の一押しとして、自分の軸や熱意をしっかり言語化することがカギになったと思います。
オンライン面接だからこそ、以下のようなポイントにも特に気を配りました。
- 💡カメラ目線で話す(目を合わせる代わりに画面ではなくカメラを見る)
- 表情とリアクションを意識して、明るく話す
- 通信環境・背景・照明を整えて、集中できる環境を作る
- 想定質問への答えを事前に準備しスムーズに答えられるようにしておく
画面越しでは伝わりにくい部分も多い分、「印象に残る話し方」や「伝わる表情の大切さを改めて実感しました。また、企業によってはカジュアルな雰囲気の面接もあれば、しっかりとした選考色が強い場合もあり、それぞれに合わせた柔軟な対応力も求められました。
3. 内定獲得のカギとなった「海外大卒枠」とは
就活を進める中で、私が最後内定獲得したカギとなったのは「海外大卒枠」での応募でした!これは、主に海外の大学に通っている(または卒業した)学生向けに設けられた特別な採用枠で、ボストンキャリアフォーラムや企業のグローバル採用ページなどから応募できることが多いです📨。
「海外大卒枠」の特徴って?
- 英語力や異文化理解を重視する企業が多い
→ 日英バイリンガルでのやりとりや、海外生活の中で得た視点を評価してくれる傾向が強いです。 - 志望理由やキャリア志向をしっかり問われる
→ 特別枠だからこそ、単なる「留学経験者」ではなく、「何を得て、それをどう活かしたいのか」を明確に語ることが求められます。 - 選考時期が少し早めの企業も多い
→ 特にボスキャリ経由だと秋〜年末にかけて内定が出ることもあります。
この枠の強みは“枠が用意されている時点で、企業側も海外経験のある人材を求めている”という点。つまり、言語や文化の壁をマイナスではなく、「活かせる強み」として見てくれているということです💪✨
内定につながった3つのポイント
では、実際にどうやって内定にたどり着いたのか。自分なりに振り返って、特に大きかったと感じるのは以下の3つです:
- 自分の「海外経験」をただのエピソードで終わらせないこと
→ 「海外で頑張った」だけでなく、そこで得た視点や価値観が、志望企業でど活かせるかまで落とし込んで話すようにしました。 - 面接で“等身大の自分”を見せたこと
→ 無理に完璧を演じようとせず、「まだ分からないこともあるけど、吸収しながら成長していきたい」というスタンスで臨んだのが好印象だったようです。 - 海外大生コミュニティで積極的に動いたこと
→ 情報交換やアドバイスの共有を通して、自分だけでは気づけなかった視点を得ることができました。ボスキャリの参加者同士の繋がりや、オンラインイベントで出会った先輩からのフィードバックも大きなヒントに。
海外大卒という立場が「不利なのでは」と感じる瞬間もたくさんありましたが、視点を変えればそれは“差別化できる最大の強み”にもなります。そしてその強みをどう活かすか、自分自身で言語化できた時、ようやく「自分の就活」が始まった気がしました。
▶まとめ
いかがでしたでしょうか?今回のブログでは、オーストラリアの大学に通いながら日本での就職活動に挑戦した私の実体験をお届けしました。全てオンラインでの選考となった中どうなるか最初不安いっぱいでしたが、最後はありのままの自分で「海外大卒枠」の活用が内定へのカギになりました。もしお悩みがあったら、是非私やICCへお話いただければと思います!