こんにちは、オーストラリアへ大学留学していたジュンナです🐨
オーストラリアに留学していると、多くの留学生がまず働くのが「ジャパレス(日本食レストラン)」です。私も最初はそこからスタートしました。でも、せっかく海外にいるなら「ローカルの仕事」に挑戦してみたい!と思う人も多いはず。実際にローカルで働いてみると、職場文化や求められるスキル、仲間との関わり方まで、ジャパレスとはまったく違う経験が待っています。
今回は、周りの話を基にローカルの仕事をどうやってゲットしたのか、そしてジャパレスとの違いをリアルにお伝えします。これからアルバイト探しをする留学生に役立つヒントになれば嬉しいです!
目次📌
1. まずはここから!ジャパレスでのアルバイト体験
オーストラリアに留学して「そろそろアルバイトを始めたい」と思ったとき、まず多くの学生が挑戦するのが 日本食レストラン、通称ジャパレス です。理由はシンプルで、日本人が働いている環境なので馴染みやすい、そして英語力にまだ自信がなくても働きやすいこと。この2点が大きな安心材料になります。私自身も初めてのアルバイトはジャパレスからスタートしました 。
私が一番最初に働いたのは、高校時代アデレードという街に住んでいた時にシティーにあった回転寿司屋でした。お客さんは現地のオーストラリア人が大半で、日本食を食べに多くの人が毎日くる人気店でした。メニューには寿司やラーメン、居酒屋風のおつまみまであり、忙しい時間帯は本当に目が回るような忙しさ。それでも「ここから始めてよかった」と今でも思える経験がたくさんありました。
まず驚いたのはスタッフの多国籍さです。オーナーは中國系、同僚は日本・韓国・台湾など様々で、日本人は私を含めて2人でした。日本人ばかりの環境を想像していたので最初は戸惑いましたが、逆に毎日英語を使わざるを得ない環境だったことは大きなプラスでした。注文を受けるときやシフト調整の会話など、小さなやりとりでも「英語で働く力」が自然と鍛えられていったのです。
さらにオーストラリアならではの特徴として、アルコールを扱う際には RSA(Responsible Service of Alcohol) という資格が必要でした。アルバイトを始める前にオンラインで講座を受け、簡単な試験をクリアしてようやくお酒を提供できるようになります。資格が必要な点は日本と大きく違う部分で、「働く」こと自体が新しい学びにつながっているのを実感しました。
もちろん大変なこともありました。特にディナーのピークタイムは、キッチンから「Order up!」の声が飛び、フロアでは「Excuse me!」と呼ばれ、予約電話の対応も同時進行。最初の頃はパニックになって泣きそうになったこともあります。それでも、次第に体が慣れて自然に動けるようになり、気づけば忙しい時間を乗り切るたびに大きな達成感を感じるようになっていました。
一方で、日本人だからこそ役立つ場面もたくさんありました。例えば寿司の正しい発音を説明したり、箸の使い方を教えたりすると、お客さんがとても喜んでくれます。「あなたが日本人でよかった」と言われたときは、文化を伝えるやりがいと自信につながりました。
ジャパレスで働くメリットをまとめると、次の3つが大きいと感じます。
- 実践的な英語力が自然と身につく
- 多国籍な環境で協力するスキルが育つ
- 日本文化を強みにして働ける
こうして振り返ると、ジャパレスでのアルバイトは「オーストラリアで働く自信」を得るための最高の入り口になると感じます。
2. ローカルの仕事ってどう探すの?

ジャパレスでのアルバイトに慣れてくると、多くの留学生が「次はローカルで働いてみたい!」と考えるようになります。ジャパレスは日本語で働ける環境も多く、シフトに柔軟で留学生を積極的に採用してくれるため、最初のアルバイト先としてはとても入りやすいです。実際、私もそうでした。
ただ一方で、「もっと英語を使いたい」「現地の文化を体感したい」「将来に役立つ経験を積みたい」と思うと、自然とローカルの仕事に目が向きます。ただし、ジャパレスと比べるとローカルジョブには明らかなハードルがあります。まず、面接は基本的にすべて英語。日本語で説明できたジャパレスに比べて、緊張感は段違いです。さらに、職歴やスキルに加えて「英語での接客対応」が即戦力として求められるため、応募段階から競争率が高め。
友人の中には「ジャパレスは1〜2件応募ですぐに採用されたのに、ローカルは30件以上応募してやっと面接につながった」という話もありました。つまり、入り口の難易度はかなり上がるのです。
では、どうやってローカルの仕事を探すのか?ここでは、周りの留学生が実際に使っていた方法を紹介します。
🌐 オンライン求人サイト
オーストラリアでは Seek や Indeed が定番です。学生の間で人気なのは「Gumtree」という掲示板型サイト。短期のイベントスタッフやカフェの募集が多く、気軽に応募できるのが特徴です。応募は基本的にレジュメ(履歴書)をPDFで送付。日本のように手書きや写真は不要で、シンプルかつスキルが伝わりやすいデザインが好まれます。
👟 レジュメを直接配る
カフェやレストランは「直接お店に顔を出してレジュメを渡す」方法も効果的です。友人の1人は週末に市内を歩き、20店舗以上に配布した結果、数日後に「トライアルに来てみない?」と連絡がきて採用に至りました。実際に足を運ぶことで「働きたい熱意」をアピールできるのが強みです。
🤝 ネットワークを活用
最後に侮れないのが「人とのつながり」。友達やシェアメイトから「今スタッフを探してるよ」と紹介してもらって採用につながるケースも多いです。英語力やスキルが完璧でなくても、信頼できる紹介があればハードルは少し下がります。
まとめると、ジャパレスは「入りやすい・日本語で安心」なのに対して、ローカルは「応募数が多く必要・英語力や経験が求められる」ためハードルは一段高め。でもその分、現地の文化や働き方を学べるので得られるものは大きいです。周りの友人の話を聞いていると、最初は大変でも「やっとローカルで働けるようになったときの達成感」は格別だと言います。
3. ローカル職場で感じたカルチャーショック
ジャパレスから一歩踏み出してローカルの仕事を始めると、留学生の多くがまず驚くのが「文化や働き方の違い」です。私自身はまだローカルで働いた経験はありませんが、周りの友人たちの体験談を聞いていると、「日本やジャパレスでは当たり前だったことが、ここでは全く違う!」というカルチャーショックが数えきれないほどあるそうです。
🍽️ 上下関係がほとんどない
ジャパレスではオーナーや先輩スタッフに対して敬語を使ったり、立場をわきまえたりする雰囲気が強いですが、ローカルの職場では驚くほどフラット。カフェでもレストランでも、マネージャーを名前で呼び捨てにし、シフト中も冗談を言い合うなど距離が近いのが一般的です。「気を遣いすぎて疲れる」という感覚が少ない一方で、最初はフランクすぎて戸惑う人も少なくありません。
💰 給料・待遇の透明さ
ジャパレスでは現金手渡しや「キャッシュジョブ」での勤務もまだよくありますが、ローカルの職場は基本的に法律に沿った支払い。時給も Award Wage(最低賃金規定)に沿っており、日曜や祝日は割増がつくのも一般的です。これに驚いた留学生は多く、「同じ時間働いてもジャパレスの倍くらい稼げる」という声も。逆に、効率や責任感が求められるため「楽して稼げる」という感覚はありません。
🤝 多国籍な職場環境
ローカルで働く大きな魅力は「多国籍な仲間と働けること」。同僚がイタリア人、インド人、ブラジル人…と国際色豊かで、会話はもちろん英語。言語的に苦労する場面も多いですが、「違う国のジョークを知れた」「自分の英語が通じた瞬間が嬉しかった」と、文化交流の楽しさを実感できるそうです。
こうしたカルチャーショックは最初こそ大変ですが、慣れると「オーストラリアで働いている!」という実感につながります。ジャパレスの安心感も魅力ですが、ローカルに飛び込むことで得られる「異文化の当たり前に触れる経験」は、留学生活の大きな財産になると感じます。💡✨
4. 目的別おすすめバイトの選び方
オーストラリア留学中にアルバイトを探すとき、多くの学生が迷うのが「どんな仕事を選べばいいのか」という点。
せっかくの留学生活、ただ稼ぐだけでなく、自分の目的に合ったアルバイトを選ぶことで経験の価値がぐっと広がります。ここでは、目的別におすすめのバイトを紹介します✨
① 安心して始めたい人 → ジャパレス(日本食レストラン)
最初の一歩として定番なのがジャパレス。日本語が通じる環境なので安心して働ける一方、給料が低めだったり、キャッシュジョブが多かったりする点には注意が必要です。ただ「初めての海外でアルバイトする勇気をつけたい」「とにかくすぐに働き始めたい」という人にはぴったり。料理や接客を通して現地のお客さんと触れ合えるのも魅力です。
② 英語力を伸ばしたい人 → カフェ・レストランのローカルジョブ
「留学中にもっと英語を使いたい!」という人におすすめなのが、ローカルのカフェやレストラン。お客さんとの会話はもちろん、スタッフ同士のコミュニケーションも英語なので、自然とリスニング力やスピーキング力が鍛えられます。忙しい時間帯に英語で注文を取ったり、クレーム対応をしたりするのは大変ですが、その分「英語で働けた!」という自信につながります💪✨
③ 安定したシフト・待遇を重視する人 → スーパーやチェーン店
「学業と両立しながら安定して働きたい」という人に人気なのが、大手スーパー(ColesやWoolworths)やファストフードチェーン(McDonald’s、Domino’sなど)。採用プロセスは少し時間がかかりますが、契約や給料はしっかりしていて、ペナルティレートも適用されるのが魅力。体力は使うものの、規模が大きい職場なので研修制度も整っており、アルバイト経験が初めての人でも安心です。
▶まとめ
留学中のアルバイトは「お金を稼ぐ」以上に、自分の目的や成長につながる大切な経験です🌏。安心して始めたい人も、英語力を伸ばしたい人も、まずは自分に合ったスタイルを選ぶことがポイント。限られた留学生活だからこそ、目的に合わせたバイトを通じて新しい自信や出会いに出会えることを願っています😊。