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オーストラリア大学留学ブログ最新情報

オーストラリア大学卒の私が日本で就職活動を始めた理由とその準備

G’day mate! こんにちは、ジュンナです🐨。 オーストラリアにあるクイーンズランド大学で社会学(Sociology)と国際英語(English as an International Language)を学び、課題などに追われる私が出会った新たな壁は「就職活動」でした。🌱オーストラリアに残るか、日本に帰るか…悩んだ末に選んだのは日本での就職。だけど、海外大卒という立場での就活は、分からないことだらけで不安もたくさんありました。
オーストラリアからの就職活動については、長くなるので、前後編の2部作でお届けしたいと思います。
今回のブログでは、そんな私がどんな準備をして、どんなことに戸惑いながらも少しずつ前に進んでいったのか、そのリアルな体験をお届けします!✈️

目次📌

  1. なぜオーストラリアではなく、日本での就職を選んだのか
    1.1 現地就職はハードルが高い?!
    1.2 日本が恋しくなった…🌸
  2. 海外大卒の私が取り組んだ就活準備
  3. 就活で苦労した点
    3.1 リクルートスーツ探し
    3.2 情報集め
 

1. なぜオーストラリアではなく、日本での就職を選んだのか

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私の留学は、特別な目標があったわけではなく、ただ「英語をもっと学びたい、話せるようになりたい」という、シンプルな動機から始まりました。小さい頃から海外に憧れがあり、外国人と自由に会話できる自分に強く魅力を感じていました。だから、高校からオーストラリアに進学し、そのまま現地の大学へ進学したのも自然な流れでした。

とはいえ、大学生活が後半に差し掛かると、次に考えなければならないのは「卒業後どうするか」という現実。 周りの友人たちは次々と現地企業のインターンを始め、永住や就職の選択肢を真剣に考え始めていました。

 

1.1. 現地就職はハードルが高い?!

私も「できればこのままオーストラリアで働けたらいいな」と思っていましたが、調べるうちに、その道のハードルが高いことを実感しました。というのも、私はインターン経験もなく、現地就活の準備もほとんどしていなかったからです。就職情報の探し方も分からず、ローカル企業が求める即戦力としての「経験」が圧倒的に不足している自覚がありました。

オーストラリアの新卒採用は、日本と違って「ポテンシャル採用」ではなく「即戦力重視」が基本。履歴書に書ける実績がなければ、書類の段階で落とされてしまうこともあります。だけど、準備すれば道はあるかもしれない――そう思いつつも、正直な話、この時点ではまだ「どういったキャリアを築いていきたいか」という人生設計がきちんとできていなかったんです。

日々のアルバイト、課題、テスト、そして就活への漠然とした不安。目の前のことに追われるうちに、気づけばどんどんと就活の時期が迫っていて、頭の中は焦りと不安でいっぱいになっていました。

 

1.2. 日本が恋しくなった

そんな中で、ふと思い出したのが、日本にいる家族や友人たちの存在でした。そして、日本での就活の特徴である新卒一括採用の文化をよく考えると、社会人経験がなくても「これから成長する人材」として評価してもらえる土壌があるということ。

これらを考えた時「一度、日本で働いてみるのもいいかもしれない」という気持ちが少しずつ芽生えはじめました。自分の中にある日本語の感覚、日本人としての価値観、そして海外生活で得た視点。それらを活かして働く場所として、日本もまた有力な選択肢なのではないかと思うようになったのです。

あとは、新鮮な食べ物や銭湯もものすごく恋しかったのも理由の一つです!(笑) もちろん、日本の就活も簡単な道ではありません。海外大生ならではの不安――ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)がうまく伝わらない、ESの書き方が分からない、日本企業の選考プロセスが読めない―そういった壁にもぶつかりました。

でも、「だからやめよう」ではなく、「だからこそ挑戦してみたい」と思えたのです。私は“最初から完璧な就活生”ではなかったし、海外大卒という肩書きだけで就職できるほど甘くもありませんでした。だけど、今振り返ると自分がどこまで通用するのか確かめたかったんだと思います。

 

2. 海外大卒の私が取り組んだ就活

日本での就職を決めたとはいえ、海外大に通う私にとって、「日本就活の常識」は知らないことばかり。そもそもエントリーシートって何を書くの?リクナビってどう使うの?という状態からのスタートでした。でも、限られた情報の中でも「今できることをやろう」と決めて、私は次の3つを行っていました。

● ボストンキャリアフォーラムへの参加

まず最初に動いたのは、ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)への参加です。ボスキャリはアメリカ・ボストンで毎年11月頃に行われる、海外大学に通う学生を対象とした日英バイリンガル人材向けの就職イベントで、 一気に多くの日本企業と出会える貴重なチャンス。私は履歴書を英語と日本語で用意し、事前に面接予約をいくつか入れた状態で現地に向かいました。 対面での面接は緊張しましたが、企業側も“留学生前提”で接してくれるため、安心感がありました。ここで初めて、「自分の経験をどう言葉にするか」を実践的に学びました。

● オンライン面接・ウェブ選考の活用

ボスキャリ以外でも、海外大生向けにオンラインで選考を進めてくれる企業は年々増えています。主な情報源としては、ボスキャリで活用していたCareerForumや海外大清用のリクナビやマイナビです。それから、リモートで日本企業の説明会や1次・2次面接を受けました。特に意識したのは、

  • 時差を考慮して面接時間をしっかり調整すること
  • オンラインでも熱意が伝わるよう、表情・話し方・背景に気を配ること
  • 日本語の敬語や言葉遣いに自信がなかったので、あらかじめ想定問答を準備しておくこと

リモート就活には不安もありましたが、海外大生にとっては距離を感じさせない就活手段でもありました。

● 短期帰国してインターンシップに参加

あとは、就活の方向性をもっと明確にしたいと思い、日本に一時帰国してインターンシップに参加したことも大きな経験になりました。1〜2日の短期インターンでしたが、実際のオフィス環境で働く中で、 「日本の企業文化」や「働く人たちの価値観」にリアルに触れることができました。また、インターン先の方からはフィードバックをもらえたことで、 自分の課題や強みを客観的に理解するきっかけにもなりました。この体験が、エントリーシートや面接で話せる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」としても役立ちました。

海外にいながらの就活は、情報も支援も少なく、孤独に感じる瞬間も多かったですが、「自分から動くこと」を意識していました✨!

 

3. 就活で苦労した点

海外大学に通っていると、どうしても日本の就活の流れに乗るのが遅れがちです。私も最初は「とりあえず帰国してインターンしたり、自分のペースで準備を進めれば何とかなるかな」と思っていたのですが、実際に動き始めると壁の連続でした。ここでは、特に私がつまずいた2つのポイントをご紹介します。

 

3.1. リクルートスーツ探し

「就活といえばリクルートスーツ」とはよく聞きますが、オーストラリアにその文化はありません。私も当初は現地でそれっぽいスーツを見つけようと、ブリスベン市内のデパートやセレクトショップを何件もまわりました(もちろんUNIQLOも!笑)。黒や紺のセットアップスーツは多少あったものの、素材が厚すぎたり、デザインがビジネスカジュアル寄りだったりと、日本の“就活用スーツ”には程遠いものばかり。サイズ感も微妙で、どうしても違和感が残りました。

最終的に、帰国時にユニクロやAOKIでジャストサイズのスーツを揃えることに。また、白いワイシャツやパンプスなどの細かい就活アイテムは、時間も限られていたこともありなかなか現地で見つけることが難しかったです。どうしても見つからなかったシャツや、使い慣れた化粧品・髪型セット用品は日本にいる親にお願いして送ってもらいました。

オーストラリアでの就活準備は、時間も手間も想像以上。「服装のスタートラインに立つだけでもこんなに苦労するんだ」と痛感した瞬間でした。なので、今海外にいて日本の就活をする予定の方は是非前もってご準備することをおススメします!

 

3.2. 情報収集の難しさ

日本の大学では、キャリアセンターやOB・OGとのつながりがあることで、情報に困ることは少ないかもしれません。でも、海外大には日本就職のためだけの就活支援は基本的に存在しません。日本の就活文化について誰も教えてくれず、「自己PRって何?」「エントリーシートってどんな構成?」といった初歩的な疑問さえ、自分で調べる必要がありました。

そんな中で私が活用した情報源は以下の通りです:

  • ONE CAREERなどのウェブサイト:企業ごとのES事例や選考体験談が豊富で、特に志望動機の書き方の参考になりました。
  • YouTube(就活の教科書・ワンキャリchなど):動画で面接のコツやマナーを学べるのが魅力。隙間時間に見られるのも◎
  • X(旧Twitter)やLINEオープンチャット:「#24卒」「#海外大就活」などで同世代の就活生とつながれました

中でも助けられたのは、マイナビなどの人材企業が各海外大学の学生に対して行うキャリアイベントです。そこでは、帰国子女が活躍できる就職先の紹介や、就活のやり方などを教えてくれます。また、そこで出会う大学の海外大出身の先輩達との話がとても参考になりました。自分が置かれている環境に似た人の話は参考になるだけでなく、メンタル面でも支えになりました。ただ、やはり「情報が一元化されていない」「正解が見えにくい」というのは、海外大就活の大きなハードルの一つです。

ICCでは、海外大生向けの「就活パーソナルコーチング」があります。 自己理解・自己分析や、日本社会のルールとビジネスマナーについて、就活スケジュールと行動計画の作成、業界・企業研究と筆記試験対策、ES作成指導・ES添削、グループ面接・個人面接対策と面接練習など納得のいく就活ができるようにサポートしているので、気になる方は是非お問い合わせください。

 

▶まとめ

いかがでしたでしょうか?海外大からの就活は、情報も準備もゼロからのスタート。でも、周りの人の手助けや、自分なりに行動を重ねることで、少しずつ道が見えてきました。

次回の後編では、実際にどんな選考を受けて、どう内定にたどりついたのかリアルな就活体験を詳しくシェアします!「海外からどう内定をもらったの?」と思っている方は、ぜひお楽しみに!

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