国をあげて留学支援を展開するニュージーランドは、高校生の留学におすすめの国です。安全で生活しやすい環境、個性を尊重する世界トップクラスの教育水準、留学生のための充実した制度など、英語力に自信がなくても安心して留学できる環境が整っています。

ニュージーランドへの高校留学がおすすめの理由

ニュージーランドへの高校留学は、安心して留学に挑戦できる魅力的な要素が充実しています。

  • 安全で生活しやすい環境
    ニュージーランドは治安が良く、生活しやすい国として知られています。
  • 留学生への学習支援が充実している
    ESOL(留学生のための英語)クラスがあり、英語学習の手厚いサポートが受けられます
  • 留学生へのサポート体制が充実している
    各学校では留学生のサポート部署が設置されており、個別のニーズに対応しています。
  • 英語力を問わない入学制度がある
    英語力に自信がなくても挑戦しやすい柔軟な入学条件があります。
  • 入学時期が柔軟に決められる
    入学チャンスは年4回あるので、柔軟に計画を立てられます。
  • 質の高い教育と多様な学習機会
    国際的に認められた教育システムと多種多様な教科の選択肢があります。
  • 自然豊かな環境での新しい体験できる
    豊かな自然の中で文化的な体験ができることが、ニュージーランド留学の魅力の一つです。
  • 留学費用のコストパフォーマンスが高い
    欧米留学と比較して費用が安いが、質の高い教育を受けることができます。

ニュージーランドが高校留学で選ばれている理由とは

ニュージーランドの高校留学がおすすめな理由

多国籍な留学生が集まる環境で、国際的な視野を広げられる

多様性の先進国と言われるニュージーランドでの高校留学は、多国籍な留学生たちと一緒に英語を学びながらグローバルな感覚を磨ける理想的な環境です。英語が母国語ではない留学生へのサポートも充実していて、英語力に自信がなくても安心して滞在することができます。

また、ニュージーランドの教育システムは、留学生が自己のアイデンティティを保ちながら学び、成長するための環境が充実しています。異文化を受け入れる土壌があるニュージーランドでは、様々な国籍や価値観を持つ人との生活を通して「自分らしいアイデンティティ」を考える良い機会になるのです。このように、ニュージーランドでの高校留学は、国際的な視野を広げながら、英語能力の向上と自己成長に繋がる最適な環境が整っています。

ニュージーランドは世界的トップクラスの安全な国

ニュージーランドは世界平和度指数で163カ国中4位にランクインしており(日本は9位)、世界的に安全な国として高く評価されています。特にオークランドは「最も住みやすい都市」ランキングで1位に選ばれたこともあり、治安の良さだけでなく、医療体制や教育、利便性においても安心して滞在できる環境も留学先として選ばれている理由の一つです。

世界有数の教育水準を誇るニュージーランドの教育

未来志向の教育であるかを総合的に評価するエコノミスト誌の「The Worldwide Educating for the Future Index」によると、ニュージーランドは世界35カ国中、第1位。フィンランドやカナダを抑えてトップになったのは、世界で最も未来に向けたスキルを育むと評価され、その教育水準の高さを示しています。

国土が小さく資源も乏しいニュージーランドだからこそ、国際競争力を高めるために、未来志向の教育を重視しているのです。また、豊かな自然環境を活かしたアウトドア活動が多くの高校で行われ、スポーツも盛んです。これにより、生徒は自然の中で様々なスキルを身につけながら、自己の可能性を広げることができるのです。ニュージーランドの高校留学は、将来に向けたスキルを獲得しながら、自然溢れる環境で学ぶのに最適な場所と言えるでしょう。

ニュージーランドは留学生のサポートが充実している

ニュージーランドは法律で外国人留学生の権利が保護されている

ニュージーランドでは、留学生の権利と安全を守るための法律「Code of Practice for the Pastoral Care of International Students(留学生の生活保護に関する服務規程)」があります。この法律により、留学先の学校が提供すべきサポートや、滞在先であるホームステイの条件などが詳細に定められているのです。

また18歳未満の留学生に対しては、各学校にいる留学担当の先生が学校内や生活の相談に乗ってくれたりと、留学生一人ひとりをサポートする環境が整っています。

英語に自信がなくても安心!留学生向けの英語クラス「ESOL

ニュージーランドの多くの高校には、English for Speakers of Other Languages(ESOL)と呼ばれる留学生向けの英語クラスが用意されています。これは、英語を母国語としない留学生が英語力を身に付け、一般の授業に参加できるようサポートするクラスです。

もちろん、留学生はESOLクラスを受講しながら他の科目も同時に履修することができるので、英語力を磨くだけではなく、現地の学生と一緒に授業を受けることができます。

ニュージーランドは人間力を磨く環境が充実している

ニュージーランドの開かれた教育環境は、豊かな経験と成長の機会に恵まれています。高校での行事やクラブ活動への参加を通じて、現地の友人との交流や英語圏の文化を直接経験することで、コミュニケーション能力や問題解決能力、柔軟性など、様々な力を身につけることができるのです。

ニュージーランドの高校留学の特徴とは?

ニュージーランドの高校留学にはいくつかの特徴があります。以下は、その主な特徴です。

興味や能力を尊重した学習と豊富な選択科目

ニュージーランドでは、自分の興味や能力に合わせて選択する科目を決めることができます。また、実践的な学びや研究の機会も多く提供されるなど、自分自身の可能性を最大限に引き出すことを重視しているのです。

40科目以上の多彩な授業を選択できる

ニュージーランドの高校には、40以上もの多彩な科目が存在し、。学生は1年間に6科目を選択することができます。

ちなみに、日本のような「理系」「文系」の区分はなく、英語や数学などの一般的な科目から、ビジネス、観光学、ダンス、ドラマ、環境学など、日本の高校では学べないような科目も存在します。アートなどの専門分野に特化した科目を学べることも、日本とは異なる点ですね。

他には、アウトドア・エディケーションやマオリ文化といったニュージーランドらしい科目から、ロボティックスやIT関連の科目も。意外と、日本語の授業は現地の学生からも人気がありますよ。

この多様なカリキュラムは、留学生にとって魅力的な選択肢となっています。

オークランドの高校の科目一覧の例

以下は一例になりますが、オークランドの高校の科目一覧です。

DEPARTMENTSYear 11 Rangitoto DiplomaLEVEL 2 COURSESLEVEL 3 COURSES
ENGLISHENGLISH
or ENGLISH Extension
or ENGLISH for Literacy
or ENGLISH Intermediate
Media Studies
ENGLISH
or ENGLISH Extension
or ENGLISH for Literacy
or ENGLISH Intermediate
Media Studies
English
or English Scholarship
Media Studies
ESOLor ESOLUE Literacy ESOLIELTS Preparation
MATHEMATICSMATHEMATICS Extension
MATHEMATICS
towards Algebra
MATHEMATICS
toward Statistics
MATHEMATICS for Numeracy
Mathematics Extension
Calculus
Statistics
Mathematics
Scholarship Calculus
Calculus
Scholarship Statistics
Statistics
Mathematics
SCIENCEScience
Science Extension
Biology
Biology Extension
Chemistry
Chemistry Extension
Physics
Physics Extension
Science Internal
Biology
Biology Scholarship
Chemistry
Chemistry Scholarship
Physics
Physics Scholarship
Science Internal
SOCIAL SCIENCESSocial Sciences Internal
Geography
Geography Extension
History
History Extension
Sociology
Geography
Geography Extension
History
History Extension
History of Art
Sociology
Classical Studies
Tourism
Geography
Geography Scholarship
History
History Scholarship
History of Art
Sociology
Classical Studies
Tourism
COMMERCE & DIGITAL TECHNOLOGAccounting
Business Studies
Economics
Digital Technology (DGT)
Accounting
Business Studies
Economics
Multimedia Technology(ICT)
Programming and Computer Science (PRG)
Generic Computing –
Applications (CPG)
Accounting
Business Studies
Economics
Economics Scholarship
Multimedia Technology(ICT)
Programming and Computer Science (PRG)
Generic Computing –
Applications (CPG)
HEALTH &
PHYSICAL EDUCATION
Health
Physical Education
Sports Science (Extension)
Health
Physical Education
Sports Science (Extension)
Physical Education Lite
Outdoor Educatio
Health
Physical Education
Sports Science Scholarship
Physical Education Lite
LANGUAGEJapanese
Spanish
Chinese
Japanese
Spanish
Chinese
French
Japanese
Spanish
Chinese
Mandarin
TE MANU TAKI / MĀORITe Reo Māori
Whakairo/Mahi Toi
Te Reo Māori
Whakairo/Mahi T
Te Reo Māori
Whakairo/Mahi T
PERFORMING ARTDrama
Music
Contemporary Music
Dance
Drama
Music
Contemporary Music
Danc
Drama
Music
Contemporary Music
Dance - Performance & Choreograph
HARD
TECHNOLOGY
Materials (Technology)
Electronics (Technology)
Construction (Vocational)
Engineerin
Materials (Technology)
Electronics (Technology)
Construction (Vocational)
Engineering
Furniture
Materials (Technology)
Electronics (Technology)
Construction (Vocational)
Engineering
SOFT
TECHNOLOGY
Food (Technology)
Textiles (Technology)
Hospitality
Food (Technology)
Textiles (Technology)
Hospitality
Food (Technology)
Textiles (Technology)
Hospitality
DESIGN & VISUAL COMMUNICATIONDesign & Visual Communication (DVC)Design & Visual Communication (DVC)Design & Visual Communication (DVC)
VISUAL ARTSVisual Art
Digital Visual Art
Visual Art - Painting
- Design
- Photography
- Printmaking
Foundation Photography
Foundation Visual Art
Visual Art - Painting
- Design
- Photography
- Printmaking
Foundation Photography
Foundation Visual Art
LEARNING SUPPORKoruKoruKoru
CAREERSGatewayPathways to Employment

少人数制で一人ひとりの意思を尊重した学習環境

ニュージーランドの高校では、1クラスあたり20〜25人程度、場合によってはそれ以下の少人数制を採用しています。授業も、復唱や暗記メインではなく、生徒同士が活発にディスカッションするなど、個々の意見を尊重しながら論理的思考や表現力を育んでいきます。

この環境で学ぶことで、自己判断や行動力が自然と身についていくことが、ニュージーランドの教育システムの魅力の一つです。

ニュージーランドの高校留学がおすすめな理由

入学時期が柔軟に決められるので、計画を立てやすい

ニュージーランドは4学期制なので、留学を始める時期を柔軟に選択できることも魅力の一つです。現地の新年度に合わせる場合は1月末からの留学が可能ですが、日本の年度に合わせて4月や7月から留学する生徒も多くいます。

また近年では、3ヶ月や1年など一定期間だけ留学し日本の高校に復学するプランや、休学留学も可能な認定留学プログラムなど多様なプランがあるので、留学の計画を立てやすいことも選ばれている理由です。

ニュージーランドの高校留学の期間と費用を知る

学期制度と留学開始時期について

ニュージーランドの学期制度は4学期制です。

1学期:1月末
2学期:4月末(5月初旬)
3学期:7月下旬
4学期:10月初旬

留学は各学期ごとに開始可能で、ターム留学(1学期:3ヶ月間のみ)、1年留学、卒業留学など、目的に応じて留学期間を選択できます。

長期休暇はいつ?

南半球に位置するため、12月と1月は夏休みとなります。この2か月間は長期の休暇となり、課題がない期間です。多くの留学生は一時帰国し、翌年1月末の新年度に再渡航します。

学校種別と費用

ニュージーランドには公立高校、私立高校の他に準公立と呼ばれる高校も存在します。公立高校でも学校によって異なりますが、英語圏の他の国と比較して、留学費用は比較的割安な傾向にあります。

ニュージーランドの高校留学後の進路は?

ニュージーランドでの高校留学を終えた後、留学生はさまざまな進路を選択できます。

大学へ進学

最も一般的な進路の一つが大学への進学です。ニュージーランド国内には8つの大学があり、それぞれが独自の専攻を持っています。留学中に磨かれた英語力と異文化理解は、大学での学業や生活において大いに役立ちます。

一方で、アメリカやオーストラリアなど他国の大学に進学する留学生も増えています。日本へ帰国して進学する場合には「総合型選抜」や「帰国生入試制度」を利用する学生が多いですが、留学先で学んでいない科目の対策が必要な場合もあります。

専門学校へ進学

一部の留学生は高校留学後に専門職の養成学校に進学します。美容師や調理師、デザイナーなどの職業に特化したプログラムを学ぶことで、将来の職業に向けての準備を行います。

留学生の進路選択で大切なこと

留学生の進路選択は、個々の目標や希望、将来の計画に大きく影響されます。重要なのは、留学中に自分の興味や才能を発見し、それに基づいた進路を選ぶこと。また、アドバイザーやカウンセラー、現地のサポート機関からの助言を受けることも有益です。

ニュージーランドの高校留学での生活(ホームステイ編)

ニュージーランドの高校留学がおすすめな理由

留学先の高校がホームステイを紹介する

ニュージーランドでの高校留学の滞在方法は、では、ホームステイが一般的です。留学校の高校の厳正な審査の上でホストと生徒をマッチングし、ホームステイ先を決定します。同じ国籍の生徒は通常、1つのホームステイ先に1名まで受け入れられますが、状況に応じて異なる国籍の生徒が同じホスト先に滞在することもあります。

ニュージーランドでのホームステイの魅力

現地の家庭生活を通して文化や習慣を理解できる

ニュージーランドのホームステイでは、現地の家庭での生活が、現地の文化や習慣を身近に学ぶ貴重な機会となります。日常の中で様々な文化的経験を通じて、お互いの文化を理解し尊重する姿勢が身につき、異なる文化が融合したニュージーランドの豊かな環境を体験できます。

英語スキルの向上が見込める

ホームステイ先では、ホストとのコミュニケーションを通して日常的に英語を使用する機会が増えるのでリスニングやスピーキングのスキルが向上します。もちろん、上手くいくことばかりではありませんが、英語しかコミュニケーション手段がない状況下に身を置くことで、かえって英語力が磨かれるのです。

現地ならではの生活体験を楽しめる

ニュージーランドの日常生活を体験できるのもホームステイの醍醐味です。年間を通じた様々なイベントや、地元のスーパーマーケットでの買い物、通学や放課後の過ごし方を通して、現地の生活様式や文化をリアルに体験することができます。

ホストファミリーとの絆

ホストファミリー、そして彼らの友人や親族との人間関係を育むことは、かけがえのない体験となります。実際に、留学が終わった後もホストファミリーとの交流が続く人も多いのです。異なる文化圏の人と寝食を共にするからこそ得られる経験も、ホストファミリーと暮らす魅力の一つです。

ニュージーランドでの寮生活の魅力と考慮すべき点

ニュージーランドの公立校には寮があります。寮生活では同年代の生徒同士が交流し、共同生活を通じて深い友情を築けることが魅力です。

一方で、寮では多くの場合、2〜4名で部屋を共有する形態が一般的であり、個室ではないことが多いです。自分の意見を伝え、異なる考え方を尊重しながら自身のペースを保つことが求められます。寮生活の魅力と課題を理解した上で、留学先を選択することが大切です。

終わりに