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グローバル化に伴う多文化社会の問題点に着目。
各国留学生の実体験を聞く貴重な体験をしました

大学:ウーロンゴン大学
専攻:Social Change and Development
留学期間:2002年4月〜2003年7月

1980年生まれ、神奈川県出身。日本の大学では国際学部で比較文化(文化人類学ー多文化主義)を専攻。大学2年時に、1年間の交換留学でアメリカ・ノースキャロライナ州にある大学に留学し、取得した単位を日本の大学にTransferした。大学卒業直後に渡豪し、現地でアカデミックイングリッシュを3ヶ月間学び、ウーロンゴン大学に入学。

オーストラリア多文化社会環境に興味を持ち、留学

Q:大学院留学のきっかけを教えてください。

A:大学在学中の交換留学が一番のきっかけとなりました。帰国してから自分の興味や方向がわかり、残り1年半で卒業して就職するという進路は考えられなくなりました。それからゼミの先生に相談し始め、帰国後すぐに留学を実現するためのプランを考えました。

Q:留学先にオーストラリアを選んだ理由は?

A:ゼミの専攻で読んだ参考文献の中の、オーストラリア多文化社会環境に興味を持ったことです。アメリカ、カナダなども選択肢にありましたが、大学院留学の基準や環境、自分の英語能力や条件を合わせた結果でオーストラリアに決めました。

Q:カウンセリングから留学実現まで、短期間だったそうですね。

A:卒業後すぐに留学したいという希望は絶対でした。その制限をクリアする為、すぐにICCにカウンセリングを依頼しました。東京オフィスで面談した後、横浜オフィスで留学まで全面的にサポートしていただきました。

Q:日本の大学と比べて、何が一番違うと思いましたか?

A:1科目に対しての課題が多いです。課題といってもEssay、プレゼン、グループワーク、クイズ(小テスト)と種類も多く、短期的なものと長期的なプロジェクトなど、日々こなす課題のスケジュールを立てることが難しかったです。

Q:授業で苦労したのはどんなことですか?

A:MasterのCourse workを1年で卒業したのですが、このCourse workに馴染むのに少し苦労しました。授業の構造も複雑で、特にOptionの授業は縦にも横にもクロスしてオープンしています。というのは、Undergraduateや全く異なる専攻の学生も同じクラスに座ることがあるのです。もちろん講義は同じですが課題内容が異なり、学生のMotivationも違います。NativeのFreshmanと職務経験のある留学生では当然ですが。

Q:オーストラリアで学んでよかったと思う点は?

A:アジアからの生徒が多い(良くも悪くも)点だと思います。私はグローバル化に伴う多文化社会での問題点に着目していたので、発展途上国や社会的弱者のCase studyを、クラスメイト(タイ、インド、東ティモールなど)のプレゼンの中で、ある時はカフェテリアで聞けることが貴重でした。文献やJournalで読む事例が「私の国では…」と聞けるのです。

Q:帰国後の就職活動について教えてください。

A:キャリアプランを全く考えずに留学してしまったので、帰国後は苦労しました。当時の時期的な問題(就職氷河期)、自分の専攻も悪い方に作用したと思います。1年近くかかって商社に入社し、Administrationでの事務、主に経理を担当しました。経理→英文経理→会計(US)に興味を持ち始め、今は外資系企業で経理をしています。

Q:ご自身のキャリアパスに、留学経験はどう影響したとお考えですか?

A:現在、全く専攻と異なる分野で仕事をしているのも、AUSでの留学、専攻内容で、社会人となることに意義を見つけたからだと思います。専攻が技術的でも実用的でもなかったこと、途上国でのCase studyが「日本で仕事をすること」を考え直させたと言えます。

Q:今後の展望について教えてください。

A:キャリアプランとしては、英文経理・会計の道を考えています。ですが、ライフプランに合わせて、勉強した分野で活躍したいと思っています。

Q:オーストラリア大学院留学希望者に向けて、アドバイスをお願いします。

A:私のように、専攻が直接仕事に結びつかない方もいるかと思います。国際協力の分野、NGO、NPOでのキャリアも考えられますが、いずれも職務経験数年は必須条件ですので、インターンやボランティアなど、留学中に少しでも時間の余裕があればチャレンジしたほうが良いと思います。Postまで勉強されるのは、もちろん強い探求心があるからこそだと思いますが、キャリアプランをしっかり持っていないと、それがかえって障害になることがあると実感しています。